早稲田実業高等部過去問傾向と対策
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早稲田大学系属早稲田実業学校高等部過去問対策

早稲田実業学校高等部去問研究

2022年度早稲田実業学校高等部の数学出題構成は例年通り大問5題構成で、1.小問集合4問 2.(1)方程式の応用 (2) 資料の活用:四分位範囲と箱ひげ図(新教育課程で高校から中学学習へと移行) 3.座標平面 4.場合の数 5 空間図形が出題されました。

今回は 2.(2)四分位範囲と箱ひげ図を解説します。

2012年度の改定新学習指導要領で「数学Ⅰ]の科目として「箱ひげ図」が追加され、新学習指導要領では2021年度から中学2年数学で学習することになりました。

箱ひげ図は「箱」と「ひげ」によって構成され、データのばらつきを可視化するための図式です。統計における分析方法の中でも比較的簡単にデータのばらつきを把握できるのが箱ひげ図の特徴です。
                                 

早稲田大学系属早稲田実業学校高等部2022年度数学入試問題2.(2) 資料の活用:四分位範囲と箱ひげ図 問題

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早稲田大学系属早稲田実業学校高等部2022年度数学入試問題2.(2) 資料の活用:四分位範囲と箱ひげ図 解説解答


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箱ひげ図とは「箱」とその両端からでた「ひげ」で表される図のことをいい、最大値、最小値、第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数を用いて作成する。
「第1四分位数」と「第3四分位数」までを長方形の「箱」で表し、「第2四分位数(中央値)」のところで箱を分割するように線を引く。
この「箱」の両側にひげを最大値」「最小値」のところまで伸ばすと「箱ひげ図」が完成する。箱ひげ図はデータを小さい順に並べて4等分で作られているので、それぞれの区分にはデータの約25%の値が含まれることになる。
また 箱ひげ図が長くなるほどデータの散らばりが大きいことを表す。




早稲田大学系属早稲田実業学校高等部2022年度数学入試問題2.(2)方程式の応用 ①解説解答



中学数学四分位範囲と箱ひげ図




早稲田大学系属早稲田実業学校高等部2022年度数学入試問題2.(2)方程式の応用 ②解説解答


② 3教科の箱ひげ図から読み取れることとして適切なものを、次のA~Eからすべて選びなさい。

A 四分位範囲が最も大きいのは国語である。

B.範囲が最も小さいのは英語である。

C.数学で2点以上取った生徒は最も多い場合39人である。

D.英語の得点が4点以上7点以下の生徒は20人であった。

E.4点以上の得点を数学でとった生徒は30人以上いる。
解説解答


中学数学四分位数と箱ひげ図

A 四分位範囲が最も大きいのは国語である。
   数学の四分位範囲は2.5点,英語の四分位範囲は3.5点、国語の四分位範囲は3点。四分位範囲が最も大きいのは英語。×

B.範囲が最も小さいのは英語である。
   範囲は数学8点、英語6点、国語7点。〇

C.数学で2点以上取った生徒は最も多い場合39人である。
   数学の最低点は1点、四分位範囲が4.5点なので、数学を1点とった人は1人である可能性はある。〇

D.英語の得点が4点以上7点以下の生徒は20人であった。
   英語の第1四分位範囲数は3.5点なので、4点未満の人数は10人。第3四分位数は7点なので回から30番目と31番目が共に7点の可能性である。×

E.4点以上の得点を数学でとった生徒は30人以上いる。
   数学の第1四分位数が4.5点なので、回から10番目は4点以下。11番目は5点以上になる。〇


答  B,C,E


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