東京都立高等学校社会過去問研究
東京都立の公立中高一貫校10校のうち、併設型の高等学校・附属中学校として設置されていた5校のうち、武蔵・富士・両国・大泉の4校が、2022年までに高校募集を停止し、中学募集の規模を拡大する計画が、2019年年2月14日付けで東京都教育委員会から「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)」でプレスリリースされました。
この年次計画の表中では、「2021年度入学生から」の改編予定に、富士と武蔵、翌「2022年度入学生から」の改編予定に、両国、大泉の2校が挙げられており、欄外の注記の形で、「※白鷗高校・附属中学校については、施設設備の状況を踏まえて実施時期を決定(実施時期:平成33(2021)年度以降を予定)と付記されています。
2021年には、都立富士と都立武蔵が募集停止し、2022年には都立両国と都立大泉の各附属中学校が高校募集を停止し完全中高一貫校になりました。
2022年度都立高校社会入試問題は、例年通りの大問6題構成でした。
今回は2.を解説します。東京都教育委員会の出題の方針は「1 出題の方針 地理的分野,歴史的分野及び公民的分野について,基礎的・基本的な知識・理解及
び技能をみるとともに,地図や統計等の資料を活用して,社会的事象を多面的・多角 的に考察し,適切に表現する能力をみる。」でした。