東京都立西高等学校自校作成入試問題対策 2022年度都立西高校自校作成数学考査問題は例年通り大問4題構成。1.小問集合6問,2.関数のグラフ 3.平面図形(円の性質と証明) 4.場合の数と方程式の応用 が出題されました。 例年通りの出題構成出題内容です。試験時間は50分ですが、記述量が多いので時間配分に注意しましょう。 今回は4.場合の数と方程式の応用を解説します。4.の総合問題が都立西校の特徴です。過去問を参考にして対策をとりましょう。
[問1] (1) 右の図2は、図1において、A組が①,B国が④,C組が⑤,D組が⑧に入った場合を表している。図2において、1回戦の試合の組み合わせは全部で何通りあるか。 解説解答 ②,③,⑥,⑦にE組,F組,G組,H組が入る組み合わせ。 積の公式より 4 × 3 × 2 × 1 = 24 答 24通り,
都立西高校2022年度自校作成数学考査問題 4.場合の数と方程式の応用 問題解説解答 [問1] (2) 種目1,種目2の試合は、それぞれ1会場で1試合ずつ行い、最初の試合は同時に始めるものとする。 種目1と種目2の試合が、次の条件を満たすとき、種目1の1試合の試合時間は何分か。 条件[1] (種目1の1試合の試合時間):(種目2の1試合の試合時間) = 2:3 である。 [2] 種目1,種目2とも、試合と試合の間を5分あけ、最初の試合が始まってから決勝までの全ての試合を続けて行う。 [3] 種目2の5試合が終了するとき、同時に種目1の決勝が終了する。 解説 種目1の試合時間を x分.種目2の試合時間を y分 とする。 条件[1]より (種目1の1試合の試合時間):(種目2の1試合の試合時間) = 2:3 である。 よって x:y = 2:3 2y = 3x y=1.5x・・・① 条件[2] 種目1,種目2とも、試合と試合の間を5分あけ、最初の試合が始まってから決勝までの全ての試合を続けて行う。 [3] 種目2の5試合が終了するとき、同時に種目1の決勝が終了する。 よって 種目1は決勝まで7試合行うので、試合時間の合計は 7x,休憩時間の回数は6回。休憩時間の合計は 5×6 = 30分 なので 種目1が決勝まで日課る時間は 7x + 30 種目2は5試合行うので、試合時間の合計は5y、休憩時間の回数は4回、休憩時間の合計は 5×4 = 20分 種目2が5試合行うのにかかる時間は 5y = 20 種目1が決勝までにかかる時間と種目2が5試合行うのにかかる時間は等しいので 7x + 30 = 5y + 20 5y = 7x +10・・・② ①を②に代入して 5 ×1.5x - 7x = 10 0,5x = 10 よって x=10÷0.5 = 20 解答例 種目1の試合時間を x分.種目2の試合時間を y分 とする。 条件[1]より x:y = 2:3 2y = 3x y=1.5x・・・① 条件[2]より 試合時間の合計は 7x分,休憩時間の回数は6回。休憩時間の合計は 5×6 = 30分 なので 7x + 30 条件[3]より 試合時間の合計は5y分、休憩時間の回数は4回、休憩時間の合計は 5×4 = 20分なので 5y * 20 (7x + 30)分と(5y + 20)分が等しいので 5y = 7x + 10・・・② ①を②に代入して 5 ×1.5x - 7x = 10 0,5x = 10 よって x=10÷0.5 = 20 解答 20分 都立西高校2022年度自校作成数学考査問題 4.場合の数と方程式の応用[問2]解説解答 解説解答 A組第1走者が走る時間 200×10 ÷ 250 = 8分 第2走者が走る時間 200×6÷240 = 5分 第3走者が走る時間 200×9÷250 = 7.2分 = 7分12秒 よって A組が第3走者が走り終わる時間 8分 + 5分 + 7分12秒 = 20分12秒 B組第1走者が走る時間 200×10 ÷ 240 = 8分20秒 第3走者が走る時間 200×9÷240 = 7分30秒 よって B組が第1走者と第3走者が走るのにかかる時間 8分20秒 + 7分30秒 = 15分50秒 時差1より第3走者が走り終わるのにB組はA組より12秒早く走り終わるので B組第3走者まで 20分12秒 - 12秒 = 20分で走り終わる。 B組第2走者は 20分 - 15分50秒 = 4分10秒で 200×6 = 1200m走ればよい。このときの速さは 時差2より第3走者が走り終わるのにB組はA組より18秒遅く走り終わるので B組は第3走者まで 20分12秒 + 18秒 = 20分30秒で走り終わる。 B組第2走者は 20分30秒 - 15分50秒 = 4分40秒で 200×6 = 1200m走ればよい。このときの速さは
[問1] (2) 種目1,種目2の試合は、それぞれ1会場で1試合ずつ行い、最初の試合は同時に始めるものとする。 種目1と種目2の試合が、次の条件を満たすとき、種目1の1試合の試合時間は何分か。 条件[1] (種目1の1試合の試合時間):(種目2の1試合の試合時間) = 2:3 である。 [2] 種目1,種目2とも、試合と試合の間を5分あけ、最初の試合が始まってから決勝までの全ての試合を続けて行う。 [3] 種目2の5試合が終了するとき、同時に種目1の決勝が終了する。 解説 種目1の試合時間を x分.種目2の試合時間を y分 とする。 条件[1]より (種目1の1試合の試合時間):(種目2の1試合の試合時間) = 2:3 である。 よって x:y = 2:3 2y = 3x y=1.5x・・・① 条件[2] 種目1,種目2とも、試合と試合の間を5分あけ、最初の試合が始まってから決勝までの全ての試合を続けて行う。 [3] 種目2の5試合が終了するとき、同時に種目1の決勝が終了する。 よって 種目1は決勝まで7試合行うので、試合時間の合計は 7x,休憩時間の回数は6回。休憩時間の合計は 5×6 = 30分 なので 種目1が決勝まで日課る時間は 7x + 30 種目2は5試合行うので、試合時間の合計は5y、休憩時間の回数は4回、休憩時間の合計は 5×4 = 20分 種目2が5試合行うのにかかる時間は 5y = 20 種目1が決勝までにかかる時間と種目2が5試合行うのにかかる時間は等しいので 7x + 30 = 5y + 20 5y = 7x +10・・・② ①を②に代入して 5 ×1.5x - 7x = 10 0,5x = 10 よって x=10÷0.5 = 20 解答例 種目1の試合時間を x分.種目2の試合時間を y分 とする。 条件[1]より x:y = 2:3 2y = 3x y=1.5x・・・① 条件[2]より 試合時間の合計は 7x分,休憩時間の回数は6回。休憩時間の合計は 5×6 = 30分 なので 7x + 30 条件[3]より 試合時間の合計は5y分、休憩時間の回数は4回、休憩時間の合計は 5×4 = 20分なので 5y * 20 (7x + 30)分と(5y + 20)分が等しいので 5y = 7x + 10・・・② ①を②に代入して 5 ×1.5x - 7x = 10 0,5x = 10 よって x=10÷0.5 = 20 解答 20分
解説解答 A組第1走者が走る時間 200×10 ÷ 250 = 8分 第2走者が走る時間 200×6÷240 = 5分 第3走者が走る時間 200×9÷250 = 7.2分 = 7分12秒 よって A組が第3走者が走り終わる時間 8分 + 5分 + 7分12秒 = 20分12秒 B組第1走者が走る時間 200×10 ÷ 240 = 8分20秒 第3走者が走る時間 200×9÷240 = 7分30秒 よって B組が第1走者と第3走者が走るのにかかる時間 8分20秒 + 7分30秒 = 15分50秒 時差1より第3走者が走り終わるのにB組はA組より12秒早く走り終わるので B組第3走者まで 20分12秒 - 12秒 = 20分で走り終わる。 B組第2走者は 20分 - 15分50秒 = 4分10秒で 200×6 = 1200m走ればよい。このときの速さは 時差2より第3走者が走り終わるのにB組はA組より18秒遅く走り終わるので B組は第3走者まで 20分12秒 + 18秒 = 20分30秒で走り終わる。 B組第2走者は 20分30秒 - 15分50秒 = 4分40秒で 200×6 = 1200m走ればよい。このときの速さは