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岩手医科大学 医学部 化学過去問対策

岩手医科大学医学部過去問研究2015年度化学入試問題

こんにちは 医学部受験数学指導専門プロ家庭教師の田中です。

今回は化学の「天然高分子化合物のアミノ酸」についての問題を解説します。酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸の種類は覚えておきましょう。Sを含むアミノ酸も頻出です。

2015年度岩手医科大学 医学部 化学入試問題 

問題

医学部プロ家庭教師の岩手医科大学医学部 解説解答

問1 (ア)~(カ)にあてはまる最も適当なごくをいれよ。

タンパク質の水溶液は、水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性にしたのち(ア)水溶液を加えると赤紫色を呈する。この反応をビウレット反応という。また、タンパク質水溶液に(イ)を加えて熱すると黄色になり、これを冷却してから(ウ)水を加えると橙黄色を呈する。この反応をキサントプロテイン反応という。タンパク質水溶液に固体の水酸化ナトリウムを加えて熱すると(ウ)が発生するので、成分元素として(エ)が検出できる。また、タンパク質を水酸化ナトリウム水溶液を熱し酢酸で中和した後、酢酸鉛(Ⅱ)水溶液を加えると(オ)の黒色沈殿を生じるので、成分元素として(カ)が検出できる。
解答
ア・・・硫酸銅(Ⅱ)  イ・・・濃硝酸   ウ・・・アンモニア   エ・・・N   オ・・・PbS   カ・・・S

問2 ビウレット反応を示すものを下の(a)~(d)からすべて選んで記号で答えよ。ただし、あてはまるものがない場合は「なし」と答えよ。
(a) フェニルアラニン (b) カゼイン (c) システイン (d) グリシン
解答
ビウレット反応はペプチド結合を有するものを検出する反応である。a,c,dはアミノ酸で、bは複合タンパク質であるから答えは b

問3 キサントプロテイン反応を示すものを下の(a)~(d)からすべて選んで記号で答えよ。ただし、あてはまるものがない場合は「なし」と答えよ。

(a) フェニルアラニン (b) セリン (c) チロシン  (d) グリシン
解答
キサントプロテイン反応は、ベンゼン環を有するアミノ酸の検出反応であるから、答えは a,c

解答1                                                                 
アミノ酸B解答
解答2
まずBはNを2つ含むので塩基性アミノ酸である。分子量146だから
解答3

答  アミノ酸Bは リシン

アミノ酸C解答
中性アミノ酸Cの分子量は
249 + 18 - 146 = 121 である。下線の反応を示すことからSを含む。また、中性である。以上から
解答4

答  アミノ酸Cは システイン
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