慶應義塾湘南藤沢中等部過去問対策

難関中学受験指導はスペースONEのプロ家庭教師にお任せください。

慶應義塾湘南藤沢中等部合格のための過去問対策

男生徒

慶應義塾湘南藤沢中等部過去問研究



2015年度慶應義塾湘南藤沢中等部算数入試問題から、今回は5.流水算を解説します。川に流れの速さ、船の速さ、2点間の距離がはじめからわかっている出題です。条件を整理しながら丁寧に解いてきましょう。


流水算 詳しい説明

算数入試問題 (流水算にチャレンジ)


慶應義塾湘南藤沢中等部2015年度算数入試問題5.流水算 問題


慶應義塾湘南藤沢中等部2015年度算数入試問題5.流水算 (1)解説解答


(1) 船がPとQの間を往復するのにかかる時間は何時間何分ですか。

解説

荷物を運ぶのはP→Qで上りのときだけ。

よって P→Qへ上るときの船の速さは 時速12 - 2 = 10km

Q→Pへ下るときは荷物を運ばないので、船の速さは 時速12×1.5 + 2 = 20km

PQ間の距離は25kmなので




答  3時間45分 



慶應義塾湘南藤沢中等部2015年度算数入試問題5.流水算 (2) 解説解答


(2)  船Aと船Bが1日の中で最後にすれちがう地点のPからの距離は何kmですか。

解説

船がPとQの間を往復するのにかかる時間は3時間45分,船Aが午前8時に出発して午後7時までの11時間に往復するのは



P→Qへは2時間30分,  Q→Pへは1時間15分 グラフの通り



船Aと船Bが1日の中で最後にすれちがう地点は、船Aが14:15にQを出発しPへ下り、船Bが13:45にPを出発しQに上る途中。





慶應義塾湘南藤沢中等部2015年度算数入試問題5.流水算(3) 解説解答


(3) 運ばなければならない荷物の量が増えてしまい、この会社は次の2つの対策を考えた。この2つの対策を両方行うと、1日に運ぶことの出来る荷物の量はいままでの何倍になりますか。
・船着き場を閉める時間を2時間おそくする。
・速さが同じで、踏むことのできる荷物の量が1.5倍である船Cを追加する。船Cは午前9時にPを出発し、同時にPとQの間を往復する。

解説

・船着き場を閉める時間を2時間おそくする。船Aも船Bもいままではそれぞれ2往復していたので、それぞれの船が1回に運ぶ荷物の量を①とすると、今までは④運んでいた。船着き場を閉める時間を2時間おそくして午後9時までにすると、船Aは21時 - 15時:30分 = 5時間30分,船Aが往復するのに3時間45分かかるので、1回多く運べる。

よって 船Aが運ぶ荷物の量は② + ① = ③船Bは21時 - 17時:30分 = 3時間30分の間に運ぶ荷物の量だけ増えるが、船Aが往復するのに3時間45分かかるので船Bが運ぶ量は変わらず②



・速さが同じで、踏むことのできる荷物の量が1.5倍である船Cを追加する。船Cは午前9時にPを出発し、同時にPとQの間を往復する。

船Cは午前9時から午後9時まで12時間にPQ間を往復する回数は



船Cが1回に運ぶ荷物の量は①×1.5 = (1.5) なので、船Cが1日に運ぶ荷物の量は

(1.5)×3 = (4.5)

船A,B,Cで運ぶ荷物の合計は ③ + ② + (4.5) = (9.5)





Copyright(c) 2013 Sample Inc. All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com