渋谷教育学園幕張中学校・高等学校過去問対策

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渋谷教育学園幕張中学校合格のための過去問対策

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渋谷教育学園幕張中学校算数過去問研究


2012年度渋谷教育学園幕張中学校第1回理科入試問題は 昨年までの物理・化学・地学・生物各分野からの独立問題とは異なり、1テーマ総合問題(大問4題構成)となりました。

サンゴの生成にはじまり、その成分に関しての化学・物理的問題が出されました。

2012年度第1回の理科の配点は 75点,最高得点は 72点 合格者平均点は 42.7点 受験者平均点は 34.5点 合格者最低点は17点 科目ごとの足きりはありませんでした。

今回は 1 を解説します。


理科入試問題(サンゴの生成にチャレンジ)

渋谷教育学園幕張中学校2012年度理科入試問題1.サンゴの生成 問題

渋谷教育学園幕張中学理科過去問



渋谷教育学園幕張中学校2012年度理科入試問題1.サンゴの生成 (1)解説解答

(1)  進化論で有名なダーウィンはア~ウで示した珊瑚礁の3つの形は、千年以上の長い時間を経て順に変化したものだと考えました。   
渋谷教育学園幕張中学家庭教師
   ① ア~ウを珊瑚礁の形が変化した順に並べなさい。
   ② 珊瑚礁の形が変化した理由を説明します。()に適切な語句を選び、○をつけて答えなさい。

     珊瑚礁のできた陸地(島)が(A:もり上がった   B: 沈んだ)。または、海面が(C:上昇 D:下降)した。
解説
サンゴ礁はその形態により、大まかに3つに分けることができる。
ウ裾礁(きょしょう):島あるいは大陸周囲の海岸に形成される珊瑚礁
イ堡礁(ほしょう) :島や陸地から少し離れて、海岸に平行して発達した珊瑚礁で岸との間に、礁湖とよばれる潟がある。
ア環礁(かんしょう): 環状をした珊瑚礁。内側は礁湖となる。
このようなサンゴ礁の形態の違いは、島の沈降もしくは海面の上昇によると考えられている。堡礁や環礁の形成過程については、裾礁を抱える島が地殻変動や侵食により沈降し堡礁や環礁に変化したとする沈降説と、最終氷期の海水準変動によって生じた裾礁が海面の上昇により堡礁や環礁に変化したとする氷河制約説とがある。

答   ① ウ→イ→ア   ② B・C
 


渋谷教育学園幕張中学校2012年度理科入試問題1.サンゴの生成 (2)解説解答

(2) 日本の石灰岩は、炭酸カルシウムの純度が高いのが特徴です。その理由を説明します。次の①,②に適切な語句を文中から選び、答えなさい。③は適切な語を選び、○をつけて答えなさい。

     炭酸カルシウムの純度が高いと言うことは、堆積するときに(①)が混入しなかったことになる。つまり、(①)を運ぶ大きな(②)がない場所でできた堆積岩である。日本の石灰岩は、大陸からの距離が③(近 ・遠)い島でできた珊瑚礁がもととなっている。
解説
本文
 サンゴ礁が積み重なると、石灰岩と呼ばれる堆積岩になります。サンゴ礁からできた石灰岩には、サンゴの化石が入っています。日本で見られる石灰岩には、サンゴの化石がみられます。
 石灰岩の主成分は、炭酸カルシウムです。ただし、石灰岩のでき方によっては、砂や泥が混ざっているものも見られます。
 およそ2億年前から6500万年前にかけて、ヨーロッパにはテチス海と呼ばれる遠浅の海がありました。ヨーロッパで見られる石灰岩は、テチス海のサンゴ礁からできたものだと考えられています。大陸に近い所で堆積したため、河川からの砂や泥が大量に混ざっています。
「ヨーロッパで見られる石灰岩は、テチス海の珊瑚礁からできたものだと考えられています。大陸に近いところで堆積したため、河川からの砂や泥が大量に混ざっています。」より

    炭酸カルシウムの純度が高いと言うことは、堆積するときに(①砂や泥)が混入しなかったことになる。つまり、(①砂や泥)を運ぶ大きな(②河川)がない場所でできた堆積岩である。日本の石灰岩は、大陸からの距離が(③遠)い島でできた珊瑚礁がもととなっている。 

答   ① 砂や泥,  ②河川,  ③遠

渋谷教育学園幕張中学校2012年度理科入試問題1.サンゴの生成 (3) (4)解説解答


石灰岩が広く分布している地域には、独特の地形が見られます。図版・図1は、どちらも石灰岩が浸食されてできた地形で、山口県の秋吉台のものです。石灰岩を浸食したものは何ですか。1つ答えなさい。
解説
秋吉台は日本における代表的なカルスト地形で、約3億年前に珊瑚礁からできた石灰岩が、その後の地殻変動により押し上げられ(隆起し)て陸地となり、雨水により浸食されものである。これが、地下100mでは地下水に浸食され空洞が形成され、秋芳洞が形成された。

答    雨水



 石灰岩が見られる地域にある右のような洞窟も(3雨水)のはたらきによって作られました。

このような洞窟を何と呼びますか。
渋谷教育学園幕張中学プロ家庭教師
解説

石灰岩は主な成分が炭酸カルシウムで、酸性の溶液に溶ける性質がある。石灰岩が地殻変動によって地上に隆起すると、二酸化炭素を含む弱酸性の雨水や地下水による侵食が始まる。このような侵食によって石灰岩の内部に多くの空洞が生じる。石灰岩の割れ目等を通して炭酸カルシウムを多量に含む地下水が洞窟内ににじむ出てきて、洞窟内が様々ななっていく。こうして出来た洞窟を鍾乳洞という。


答    鍾乳洞(しょうにゅうどう)

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