日本大学第二中学校入試問題解説解答
2023年度第2回入学試験は、2月2日に実施され募集人数男女ともに40名 応募者数男子352名 女子295名 受験者数男子204名 女子170名 合格者数男子58名女子51名 繰上げ合格者数男子7名 女子10名 受験者平均点男子169.4点 女子162.8点 正規合格ライン男子187点 女子181点でした。
第2回理科入試問題は 例年通り生物・物理・化学・地学分野からそれぞれ大問1題が出題され、内容は1.人体(ヒトの誕生と体のつくり) 2.電磁石の性質 3.火山の噴火(時事的問題) 3.物の燃え方でした。
今回は 2.電磁石の性質を解説します。
日本大学第二中学校・高等学校過去問対策
中学受験指導はスペースONEのプロ家庭教師にお任せください。
日本大学第二中学校2023年度第2回理科入試問題2.電磁石の性質 問題
日本大学第二中学2023年度第2回理科入試問題2.電磁石の性質(1)解説解答
解説・解答
右手の法則より 親指を除く4本の指を電流の向き通りにコイルを握るようにするとき、右手の親指が向く方向がN極。
よって ①がS極、②がN極。
答え ②
日本大学第二中学2023年度第2回理科入試問題2.電磁石の性質(2)解説解答
ア 導線に流れる電流の向きによって、電磁石のS極とN極を変えることができる。
イ 鉄の棒の周りに導線をまく向きだけを変えても、電磁石のS極とN極は変わらない。
ウ 鉄の棒の太さを太くしても、電磁石の強さは変わらない。
エ 導線に電流が流れている間だけ、電磁石になっている。
解説解答
電磁石の極を変えるには
1.導線に流れる電流の向きを変える。2.鉄棒に巻きつける導線の向きを変える。
電磁石の強さを変えるには
鉄棒の太さを太くすると強くなり、流す電流を大きくしたり導線の巻き数を増やすことによっても強くなる。
したがって
ア 導線に流れる電流の向きによって、電磁石のS極とN極を変えることができる。正しい
イ 鉄の棒の周りに導線をまく向きだけを変えても、電磁石のS極とN極は変わらない。導線の向きを変えると極も変わるので誤り。
ウ 鉄の棒の太さを太くしても、電磁石の強さは変わらない。鉄の棒の太さを太くすると電磁石の強さは強くなるので誤り。
エ 導線に電流が流れている間だけ、電磁石になっている。導線に電流を流すことによって磁石のような働きをするので正しい。
答え イ・ウ
日本大学第二中学2023年度第2回理科入試問題2.電磁石の性質(3)(4)解説解答
(4) (3)ではそれぞれの電磁石につくクリップの数にちがいがありました。その原因は何の大きさのちがいか、答えなさい。
解説解答
巻きつけた導線に流れる電流が大きいほど電磁石が強くなり、クリップがつく個数も多くなる。
Dに流れる電流の大きさ = Aに流れる電流の大きさ + Bに流れる電流の大きさ
Aに流れる電流の大きさ = Cに流れる電流 + 豆電球に流れる電流の大きさ
したがって 最も電流の流れが大きくなるのはDなので、クリップがつく個数もDが最も多くなる。
(3)答え D
(4)答え まいた導線に流れる電流(の大きさ)
日本大学第二中学2023年度第2回理科入試問題2.電磁石の性質(5)解説解答
解説解答
表1の「あ」と「い」を比べると 電池の個数が同じとき巻き数とクリップ数は共に3:4
「い」と「う」を比べると電池の個数が1:2のとき 巻き数の比は 4:1 クリップ数の比は4:2
よって 電池の個数が2倍になると クリップの個数は巻き数が同じときの2倍となる。
したがって 「い」と「え」では 巻き数の数の比が2:1なので 電池の個数が同じときは 「え」にクリップが付いた数は12÷2 = 6個
電池の個数が4倍となっているので ①は6×4 = 24個
答え 24個
日本大学第二中学2023年度第2回理科入試問題2.電磁石の性質(6)解説解答
解説解答
「お」は電池の個数が5個なので、電池の個数が1個のときにクリップが付いた個数は 18÷5 = 3.6個
巻数が200回のときにクリップは12個つくので、クリップが3.6個つくときの巻き数は 200÷12×3.6 = 60
答え 60回