渋谷教育学園渋谷中学校理科過去問研究
  
  低学年からの中学受験 ホットケーキを作ろう。
  
  2010年度渋谷教育学園渋谷中学校一次理科入試問題は、例年通り大問3題構成で、1.地層  2.化学変化 3.音が出題されました。
  
  今回は 3.化学変化を解説します。
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2010年度渋谷教育学園渋谷中学校一次理科入試問題は、例年通り大問3題構成で、1.地層  2.化学変化 3.音が出題されました。
  
  今回は 3.化学変化を解説します。
  
  
  
  問1 ブルーベリージャムの色が紫色から緑色に変化した原因となる材料は何ですか。次のアイウエオから1つ選び記号で答えなさい。    
  
   ア 卵  イ 牛乳  ウ 小麦粉  エ ベーキングパウダー オ レモンのしぼり汁
  
  解説解答
  
  
  
  実験1③より  「ブルーベリージャムとベーキングパウダーを混ぜ、加熱したら緑色になった。」ので 紫色から緑色に変化した原因の材料はベーキングパウダー。
  
  
  答    エ
実験2①②より発生した気体は燃える性質も、物を燃やすはたらき(助燃性)もない。③ 石灰水に通すと白くにごる。 ①②③より 発生した気体は二酸化炭素。また 炭酸水素ナトリウムは65℃以上の熱で「二酸化炭素」を発生する性質を持っている。
  問4. 実験1の④で、ブルーベリージャムの色が紫いろから緑色に変わる理由を説明している次の文章の□にあてはまる語句を答えなさい。
  
  ブルーベリージャムに加えたベーキングパウダーが加熱されると、生じた[1]が[2]性を示すので、色素であるアントシアンの形が変わり、紫色から緑色に変化した。
  
  解説・解答


  問5. 7gのベーキングパウダーを加熱したところ、0.55gの気体が発生しました。ベーキングパウダーに含まれる炭酸水素ナトリウムの重さの割合は何%になりますか。整数で答えなさい。ただし、炭酸水素ナトリウム以外の成分は気体を発生しないものとし、水はすべて液体として存在するものとします。
  
  解説・解答
  【ベーキングパウダー】
  ふくらし粉ともいう。加熱すると気体が発生するので、パンやケーキをふくまらすのに用いる。主成分は炭酸水素ナトリウム(重そう)。加熱後は、気体と炭酸ナトリウムと水煮変化する。純粋な炭酸水素ナトリウム10.5gを加熱すると275gの気体が発生する。
  
  純粋な炭酸水素ナトリウム10.5gを加熱すると2.75gの気体が発生することから、気体が0.55g発生するベーキングパウダー7gに含まれる炭酸水素ナトリウムの量は 
  
  10.5÷2.75×0.55=2.1g
                  
ベーキングパウダー7gに含まれる炭酸水素ナトリウムの重さの割合は
                  
2.1÷7=0.3
  
  問6. 紙をぬって空気に触れさせると、色が消えるスティックのりがあります。色が消えた部分に水酸化ナトリウムすイ溶液をたらすと、再び色があらわれます。なぜ空気に触れると色が消えていくのか、紫キャベツの色素を参考にして説明しなさい。なお、スティックのりに含まれているすいぶんについテ考える必要はありません。
  
  解説・解答