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2016年度東邦大学附属東邦中学校第1回理科入試問題(過去問)解説解答

東邦大学附属東邦中学校過去問研究

2016年度東邦大学附属東邦中学校第1回理科入試問題は例年通り大問7題構成で、1.地学 2.人体 3.電池とコイル 4.星座 5.光の反射 6.植物 7.化学が出題され、受験者平均点57.5点でした。

今回は 7. 化学の水酸化ナトリウムと食塩の性質を解説します。


7. 水酸化ナトリウムと食塩の性質


 

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(1) 解説解答

(1) 4gの水酸化ナトリウムを20℃の水50mLに溶かしました。このときできた水溶液の温度は何℃ですか。
解説解答
表より、水の体積が100mLで同じとき、水酸化ナトリウムの重さが2gから4gに2倍となると、できた水溶液の温度は25.3 - 20 = 5.3°から30.6 - 20 = 10.6°に2倍高くなっている(水酸化ナトリウムの重さと水に溶かしたときにあがる温度は比例している)。また、水酸化ナトリウムの重さが4gで同じとき、溶かす水の体積が100mLから200mLに2倍となると、上がる温度は30.6 - 20 = 10.6°から25.3 - 20 = 5.3°と1/2となっている(溶かす水の体積と上がる温度は反比例している)。

したがって 4gの水酸化ナトリウムを水100mLに溶かすと温度は10.6°上がっているので、同じ4gの水酸化ナトリウムを水100mLの1/2の量の50mLに溶かすと温度は水の体積に反比例するので、温度の上昇は2倍となる。

よって 20 + 10.6×2 = 41.2

答   41.2℃
(2) 解説解答
(2) (1)でできた水酸化ナトリウム水溶液にBTB溶液を加えました。これに塩酸Aを溶液の色が緑色になるまで加えました。このとき加えた塩酸Aの体積は何mLですか。
解説解答
塩酸は酸性,水酸化ナトリウムはアルカリ性。塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜると中和によって塩化ナトリウムと水が生じる。

4gの水酸化ナトリウムと塩酸Aを100mLと加えると中和し、2gの水酸化ナトリウムに塩酸50mLを加えると中和するので、(1)でできた水溶液に含まれる水酸化ナトリウムの量は4gなので、中和するのに必要な塩酸Aの量は100mL。


答   100mL
(3) 解説解答
(3) 6gの水酸化ナトリウムを水100mLに溶かしました。この水溶液にBTB溶液を加え、さらに塩酸Bを50mL加えたところ、溶液の色が緑色になりました。塩酸Bの濃さは塩酸Aの濃さの何倍ですか。
解説解答
水酸化ナトリウム2gは塩酸A50mLと中和するので、塩酸Aは水酸化ナトリウム1gに対し25mLで中和する。

水酸化ナトリウム6gでは塩酸Aと 6×25 = 150mLと中和する。

塩酸Bは50mLで中和したので、塩酸Bの濃さは塩酸Aの濃さの 150÷50 = 3倍。

答   3倍

(4) 解説解答

(4) (3)でできた食塩水の温度は何℃ですか。ただし、混合前の塩酸、水酸化ナトリウム水溶液の温度はともに20℃であるものとします。
解説解答
温度の上昇は水溶液の含まれる水酸化ナトリウムの量に比例する。

4gの水酸化ナトリウムを水100mLに溶かして作って温度を20℃まで下げ、塩酸Aを100mL加えたときの温度の上昇は 26.7 - 20 = 6.7℃

水酸化ナトリウムと水+塩酸との割合の比は 4:100 + 100 = 1:50

2gの水酸化ナトリウムを水50mLに溶かして作って温度を20℃まで下げ、塩酸Aを50mL加えたときの温度の上昇は 26.7 - 20 = 6.7℃

水酸化ナトリウムと水+塩酸との割合の比は 2:50 + 50 = 1:50

6gの水酸化ナトリウムを水100mLに溶かして作って温度を20℃まで下げ、塩酸Aを50mL加えたときはの水酸化ナトリウムと水+塩酸との割合の比は 6:100 + 50 = 2:50

よって水酸化ナトリウムの割合が2倍となると温度の上昇も2倍になるので 6.7×2 = 13.4℃あがる。したがって 温度は 20 + 13.4 = 33.4℃

答   33.4℃

(5) 解説解答

(5) 塩酸A 50mLにBTB溶液を加えました。これに固体の水酸化ナトリウムを溶液の色が緑色になるまで加えました。このとき加えた水酸化ナトリウムの重さは何gですか。
解説解答
塩酸A100mLで中和する水酸化ナトリウムの量は4g,塩酸A50mLで中和する水酸化ナトリウムの量は2g。

答   2g

(6) 解説解答

(6) (5)でできた食塩水の温度は何℃ですか。ただし、水酸化ナトリウムを加える前の塩酸の温度は20℃であり、同じ量の水酸化ナトリウムを、水に溶かしたことによって発生する熱の量と、塩酸に溶かしたことのみによって発生する熱の量は等しいものとします。
解説解答
水酸化ナトリウムの重さが4gで同じとき、溶かす水の体積が100mLから200mLに2倍となると、上がる温度は30.6 - 20 = 10.6°から25.3 - 20 = 5.3°と1/2となっている(溶かす水の体積と上がる温度は反比例している)。よって2gの水酸化ナトリウムが水100mLに溶かすときに上昇する温度は5.3℃なので、2gの水酸化ナトリウムが塩酸A50mLに溶かすときに上昇する温度は5.3×2 = 10.6℃。

また、水酸化ナトリウムが中和するときに上昇する温度も水酸化ナトリウムの量が同じ時、水+塩酸の量と上昇する温度は反比例するので、2gの水酸化ナトリウムと水50mLが塩酸A50mLと中和するときに上昇する温度は6.7℃なので、2gの水酸化ナトリウムが塩酸A50mLと中和するときに上昇する温度は2倍になるので、6.7×2 = 13.4℃

したがって 20 + 10.6 + 13.4 = 44℃

答   44℃


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