東京都立国立高等学校過去問研究
2011年度東京都立国立高等学校独自数学入試問題は 1.小問集合6問 2.二次関数のグラフ 3.平面図形 4.一次関数のグラフ。 大問4題構成は例年通りでしたが、大問の立体図形が小問と4.一次関数のグラフになり、大問単体での出題はありませんでした。
今回は4.一次関数のグラフ(含、転回図形)を解説します。
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2011年度東京都立国立高等学校独自数学入試問題は 1.小問集合6問 2.二次関数のグラフ 3.平面図形 4.一次関数のグラフ。 大問4題構成は例年通りでしたが、大問の立体図形が小問と4.一次関数のグラフになり、大問単体での出題はありませんでした。
今回は4.一次関数のグラフ(含、転回図形)を解説します。
図1において、一次関数y = -ax + 2b のグラフである直線lを引いた場合を考える。 a = 3, b = 6 のとき、2本の直線k,l およびχ軸で囲まれた三角形をχ軸の周りに1回転させてできる立体の体積は何cm3か。 ただし、円周率はπとする。 |
解説 |
直線l:y=-3χ+12と直線k:y=χ+4 との交点の座標は(2,6) 直線lとχ軸との交点は -3χ+12=0 より (4,0) 直線kとχ軸との交点は χ+4=0 より (-4,0) 2本の直線k,l およびχ軸で囲まれた三角形をχ軸の周りに1回転させてできる立体は錐なので、 6・6π・8・1/3=96π |
答 96πcm3 |
解説 |
三角形を作ることのできない条件は ① 3直線が1点で交わるとき, ② 2直線が平行なとき なので ① 3直線が1点で交わるとき 直線kとmとの交点の座標は 連立方程式 y=χ+4 と y=1/3χ+2 を解いて χ=-3 y=1 よって (-3 , 1)(0 , 10)を通る直線の式は y=3χ+10 なので a,b の組み合わせは (a,b) = (1,3) (2,6) ② 2直線が平行なとき (ⅰ) 直線kと直線nが平行になるとき、 kの傾き1とnの傾きも同じになるので a,b の組み合わせは (a,b) = (1,1) (2,2) (3,3) (4,4) (5,5) (6,6) (ⅱ) 直線mと直線nが平行になるとき、 mの傾き1/3とnの傾きも同じになるので a,b の組み合わせは (a,b) = (3,1) (6,2) ① ②(ⅰ)(ⅱ)より 三角形を作ることのできない場合は(1,3) (2,6) (1,1) (2,2) (3,3) (4,4) (5,5) (6,6) (3,1) (6,2)の10通り。 よって 求める確率は 10/6・6=5/18 |
答 5/18 |