東京都立高等学校数学過去問研究
2014年度都立高校数学入試問題は、例年通りの出題構成で、内容は1.小問集合9問(含作図) 2.場合の数と証明 3.関数のグラフ 4.平面図形(含証明) 5.立体図形でした。
今回は 4.平面図形を解説します。
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2014年度都立高校数学入試問題は、例年通りの出題構成で、内容は1.小問集合9問(含作図) 2.場合の数と証明 3.関数のグラフ 4.平面図形(含証明) 5.立体図形でした。
今回は 4.平面図形を解説します。
(問1) 図1において、∠BAPの大きさをa°とするとき、∠APQの大きさをaを用いた式で表せ。 |
解説 |
△ABCは正三角形なので ∠BAC = ∠BAP + ∠PAC = 60° よって ∠PAC = 60°- a° また △APQは直角三角形なので ∠PAQ + ∠APQ = 90° したがって ∠APQ = 90°- (60°- a°) = 30° + a° |
答 30° + a° |
① △PSR ∽ △ASQであることを証明せよ。 |
解答 |
△PSR ∽ △ASQにおいて AC // RP(仮定)より ∠RPS = ∠QAS(平行線の錯角) ・・・① ∠PSR = ∠ASQ (対頂角) ・・・② ①,②より 二角相等なので△PSR ∽ △ASQ |
② 図2において、 BP:PC = 1:2のとき、△PQSの面積は△ABCの面積の何分のいくつか。 |
解説 |
△ABPは正三角形なので 3辺の長さを それぞれAB = BC = CA = 3とする。 △RBPにおいて、 RP // AC より ∠RPB = ∠ACP = 60° よって △RBPは正三角形なので RB = BP = 1 より AR = 3 - 1 = 2 ・・・① また △QPCにおいて ∠CQP = 90°, ∠PCQ = 60°なので ∠QPC = 30° 三角形の辺の比 より PC :CQ = 2:1 よって AQ = 3 - 1 = 2 ・・・② ①, ②より RQ // BC よって AS:SP = 2:1 |