和歌山県立高等学校数学過去問研究
今回は和歌山県立高校の円と三平方の定理の問題を解説します。中心角・円周角・三平方の総合問題です。
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4点 S,T,U,Vは,2つの円の中心O,Pを通る直線と円との交点である。 また,OP=5㎝,∠OQP=90°である。 次の〔問1〕~〔問4〕に答えなさい。 |
〔問1〕 TUの長さを求めなさい。 〔問2〕 ∠OPQ=a°のとき,∠OSQの大きさをaの式で表しなさい。 〔問3〕 ∠OPQ=∠QVRであることを証明しなさい。 〔問4〕 △OQSの面積を求めなさい。 |
問1 TUの長さを求めなさい。 |
解説 |
OP = 5cm OU(円Oの半径) = 4cm UP = OP - OU = 5 - 4 = 1cm TU = TP( 円Pの半径) = - UP = 3-1 = 2cm |
答 2cm |
問2 ∠OPQ=a°のとき,∠OSQの大きさをaの式で表しなさい。 |
解説 |
△OQPは∠OQP = 90°の直角三角形なので、 ∠QOT = 90 - a ・・・ 弧QUの中心角 |
問3 ∠OPQ=∠QVRであることを証明しなさい。 |
解答 |
O とR,PとR を結ぶ。 △ OPQ と△ OPR において, OP= OP (共通) ・・・① OQ= OR (円O の半径) ・・・② PQ= PR (円P の半径) ・・・③ ①,②,③から,3辺が,それぞれ等しいので, △ OPQ ≡△ OPR よって,∠ OPQ =∠ OPR ・・・④ また,∠ QPR=∠ OPQ+ ∠ OPR ・・・⑤ 円周角の定理から,∠ QVR =1/2∠ QPR ・・・⑥ ④,⑤,⑥から,∠ OPQ =∠ QVR |
問4 △OQSの面積を求めなさい。 |
解説 |
点Qから辺OPに垂線をおろし、直線OPとの交点をHとする。 |
△OPQの面積は OP×PQ÷2=OP×QH÷2なので |
QH=4×3÷5=2.4 |
△SOQの面積は SQ×QH÷2 より |
4×2.4÷2=4.8 |