栄光学園中学校・高等学校理科過去問研究 栄光学園中学校2010年度理科入試問題は、例年通り1テーマ問題で 今年は 稲に関する総合問題でした。植物の知識だけでなく、グラフの読み取り、計算問題がだされています。 理科入試問題 稲の総合問題にチャレンジ 栄光学園中学校2010年度理科問1へ 栄光学園中学校2010年度理科問2へ
問1 水の重さが50gの場合、沸騰するまで何分かかっていますか。また、沸騰が始まってからその11分後までの11分間に蒸発した水の量は何gですか。6ページのグラフを見て答えなさい。 解説解答 水の重さ50gのとき、ふっとうするまでの時間 7分 ふっとうが始まってからその11分後までの11分間に蒸発した水の量 7分のときの水の重さ 48g 18分のときの水の重さ 35g よって 11分間に蒸発した水の量は 48ー35=13g 答 7分, 13g
問2 この実験の結果から考えられることとして、良いものを2つ選び、記号で答えなさい。 ア ビーカーの中の水の量が少ないほど、ふっとうするまでの時間は短い。 イ ビーカーの中の水の量が多いほど、ふっとうするまでの時間は短い。 ウ ふっとうするまでの時間は、ビーカーの中の水の量とは関係ない。 エ ふっとうした後、1分間当たりに蒸発した量は、ビーカーの中の水の量が少ないほど大きい。 オ ふっとうした後、1分間当たりに蒸発した量は、ビーカーの中の水の量が多いほど大きい。 カ ふっとうした後、1分間当たりに蒸発した料は、ビーカーの中の水の量とは関係ない。 解説解答 水温の変化のグラフより 水の量が50gのとき、沸騰するのにかかる時間は 7分, 水の量が100gのときは、10分, 150gの時は14分。 よって、ビーカーの中の水の量が少ないほど、ふっとうするまでの時間は短い。 水の量が50gのとき、 蒸発が始まる時間5分から30分までに蒸発した水の量は 50-20=30g よって1分間に 30÷25=1.2g 水の量が100gのとき、 蒸発が始まる時間7分から30分までに蒸発した水の量は 100-75=25g よって1分間に 25÷23=1.08・・・g 水の量が150gのとき、 蒸発が始まる時間10分から30分までに蒸発した水の量は 150-130=20g よって1分間に 20÷20=1g 答 ア ・ エ
問3 炊飯器で調べたことやこの実験の結果をもとに、ビーカーとアルコールランプを使ってお米を炊くときの水の量を決めたいと思います。75gのお米をビーカーとアルコールランプを使って炊くには、何gの水を入れたらよいでしょうか。整数で答えなさい。 解説解答 ご飯に含まれる水の量の割合は下の表の通り よって、ご飯に含まれる水の量の割合の平均は、(1.25+1.26+1.22+1.22+1.22+1.23+1.24)÷7=1.234・・ 75gのお米はが吸収する水の量はお米の量の約1.23倍,75×1.23=92.25g。 問2-問5より蒸発する水の重さの平均は55g よって75gのお米に入れる水の量は 92+55=147 答 147g