海城学園 海城中学校入試算数過去問研究
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太陽が天の赤道を南側から北側へ通過する点を「春分点」といいます。また、太陽が春分点を通過して、再び春分点に到達する時間の経過を「1太陽年」といいます。
人類は、先史以来いろいろな暦を使ってきました。その一つに、紀元前46年に共和制時代のローマ元首のユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が設定したユリウス暦があります。その暦は4年を平均した1年の長さを365.25日としました。しかし、近世になって、1太陽年はおよそ365.2422日であることがわかりました。
(1) ユリウス暦は1太陽年よりおよそ何年で1日分ずれますか。小数第一位を四捨五入して、整数で答えなさい。
上の問いの答えから、ユリウス暦は1太陽年よりおよそ400年で3日進むことが分かりました。そこで、その差を補正するために、ローマ法王グレゴリウス13世は、1582年に新しい暦(グレゴリウス暦)を制定しました。その暦はうるう年を次のように定め、今現在も使われています。
① 西暦年数が4で割り切れる年のうち、100で割り切れない年はうるう年とする。
② 西暦年数が100で割り切れる年の内、400で割り切れる年はうるう年とし、他はうるう年としない。
(2) 1582年2008年までの間に、うるう年は何回ありますか。
(3)グレゴリウス暦では、400年を平均した1年の長さを何日としていますか。(割り切れるまで計算し、小数を用いて答えなさい。)