開成中学校・高等学校過去問対策

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開成中学校合格のための過去問対策

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開成学園 開成中学校過去問対策

2013年度開成中入試問題の算数は昨年の大問4題から3題になりましたが、例年1の小問2問が5問にふえました。

出題内容は 1.小問5問 2.流水算 3.水槽のグラフが出題されました。

2013年度の算数合格者平均点 68.3点 受験者平均点 53.6点, 満点が85点ですので、合格者平均得点率80.4%でした。昨年度の算数合格者平均得点率が69.6%でしたので、小問が増えることの問題の易化を反映したものでしょう。

今回は 2.流水算を解説します。開成中学入試問題としては平易です。正答率の高さがうかがえます。

算数入試問題 (流水算にチャレンジ)

開成中学校2013年度算数入試問題2.流水算にチャレンジ

開成中学流水算解説


開成中学校2013年度算数入試問題2.流水算にチャレンジ (1)解説解答


(1)ボールがA地点を出発してからB地点に到着するまでに何分何秒かかりましたか。

解説解答

船がB地点からA地点までに行くのにかかった時間は、船がA地点からB地点まで行くのにかかった時間の2.25倍だったので、

川を上るときと下るときの時間の比は 上り:下り=2.25:1=9:4

よって 川を上るときと下るときの速さの比は 4:9 

川の流れの速さは (9 - 4) ÷ 2 = 2.5

したがって 川を上るときの速さ:下るときの速さ:ボールが流れるときの速さ=4:9:2.5 = 8:18:5

AB間の距離を 8と18と5の最小公倍数 360とおくと

船が上るのにかかる時間 360÷8 = 45

船が下るのにかかる時間 360 ÷ 18 = 20

ボールが川を流れるのにかかる時間 360 ÷ 5 = 72

船が往復するのにかかる時間より42秒遅れてボールはB地点に着いたので

72 - (45 + 20) = 7・・・・42秒に相当する。よって 1 = 6秒

ボールがA地点からB地点に到着するのにかかった時間72は  72×6=432秒=7分12秒



答   7分12秒



開成中学校2013年度算数入試問題2.流水算にチャレンジ (2)ア解説解答


(2)船とボールが出発してから、(ア)最初に出会うまでにかかった時間,(イ)船がボールに追いつくまでにかかった時間,をそれぞれ求めなさい。

(ア)最初に出会うまでにかかった時間 
 速さの出会い算で考える解説解答

川を上るときの船の速さは⑧,ボールが川を流れる速さは⑤

AB間の距離は速さ5で7分12秒かかるので、

サピックスフォロー家庭教師

この距離を 速さ8の船と速さ5のボールが出会うので 

日能研準拠家庭教師


別解 距離の比と時間の比で考える

解説解答

ボールの流れる速さと船の上りの速さの比は 5:8よって ボールが船と出会うまでに進む距離の比も5:8なので 

四谷大塚準拠家庭教師

開成中学校2013年度算数入試問題2.流水算にチャレンジ (2)イ解説解答


(2)船とボールが出発してから、(ア)最初に出会うまでにかかった時間,(イ)船がボールに追いつくまでにかかった時間,をそれぞれ求めなさい。


(イ) 船がボールに追いつくまでにかかった時間  速さの追いかけ算で解く解説解答

AB間の距離は 36

上りの速さが8なので、船がB地点に着くのにかかる時間は 36 ÷ 8 = 4.5分

船がA地点に着いたとき、ボールは A地点から 5 × 4.5 = 22.5の地点にいるので船がA地点からボールに追いつくのにかかる時間は 

開成中学受験家庭教師

よって 船がボールに追いつくまでにかかった時間は

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別解 速さの和差で考える解説解答

船がボールに追いついてからボールより42秒前にB地点に着くので

面積図の通り

流水算のつるかめ算

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