ラ・サール中学校理科過去問研究
例年通り四則計算,小問集合,大問の出題構成でした。解答も例年通り 途中式のない答えのみを解答欄に書き込む形式でした。
今回は2017年度ラ・サール中学校理科入試問題の[2]運動の問題を解説します。[A]は時事との融合問題で、算数の速さの三公式を理解していれば解ける問題です。
[2] A 運動に関する問題にチャレンジ
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ラ・サール中学校理科過去問研究
例年通り四則計算,小問集合,大問の出題構成でした。解答も例年通り 途中式のない答えのみを解答欄に書き込む形式でした。
今回は2017年度ラ・サール中学校理科入試問題の[2]運動の問題を解説します。[A]は時事との融合問題で、算数の速さの三公式を理解していれば解ける問題です。
[2] A 運動に関する問題にチャレンジ
陸上競技の男子100m競争の日本記録は10.00秒です。この速さは、分速(あ)m, 時速(い)kmです。 |
解説解答 |
100mを10秒で走るので、秒速は 100÷10 = 10m 分速は 10×60 = 600m 時速は 600×60 = 36000m = 36km |
答 (あ) 600 (い)36 |
下の表は、出場した4選手の100m競争の記録です。4選手の記録の合計(秒)と37.27秒との差は(う)です。一般に、400mリレーの記録は100m競争の記録の合計よりも短いです。。その最も大きな理由は、100m競争のスタートでは選手は静止していますが、リレーでは2,3,4番目の走者は、バトンをもらったときの(え)が0ではないことです。 |
解説解答 |
4選手の記録の合計 10.05 + 10.37 + 10.23 + 10.13 = 40.78 4選手の記録の合計 40.78秒と37.27秒との差は 40.78 - 37.27 = 3.51秒 |
第二走者以降はリレーゾーンで加速するため、単純に100mの記録を4倍した数値や選手4人のタイムを合計した数値よりも速い記録が出る。バトンを受け取る第二走者以降はバトンを渡されるまえにスタートして速度が乗った状態のまま後方を振り向かずにバトンを渡す走者からバトンを受け取るからである。 |
答 (う) 3.51 (え) 速さ |
(2) リオデジャネイロオリンピック陸上競技の男子100m決勝には準決勝の上位8選手が出場できました。8位のX選手の記録は10.01秒でした。日本選手最上位(A選手)は10.05秒の10位で、残念ながら日本人として84年ぶりの決勝進出者とはなれませんでした。X選手がゴールしたときにA選手はゴールの手前何cmを走っていましたか。最も適当なものを選びなさい。ただし、どちらの選手もゴール付近では時速40kmで走るものとします。 ア. 0.44cm イ. 088cm ウ. 4.4cm エ. 8.8cm オ. 44cm カ. 88cm キ. 440cm ク. 880cm |
解説解答 |
X選手がゴールしたとき、A選手はゴールまであと、10.05 - 10.01 = 0.04秒走ればゴールできるところまできている。 A選手のゴール付近の速さが時速40kmなので、時速40kmで0.04秒間に走る距離は 40000÷3600×0.04 = 0.44m = 44cm |
答 オ |