大妻中学高等学校算数過去問研究 2015年度大妻中学校第1回算数問題は例年通り一行問題中心の問題で、解答も例年通り解答用紙に式・計算・考え方を書き込み方式で、これのないものは正解とはしません。日頃から順序だてて考え方を丁寧に書くことに心がけましょう。 今回は 2.3.4.5を解説します。平面図形や特殊算ですが、全て割合の問題です。
2.図のように、BE,BFは台形ABCDの面積を3等分しています。このとき、χの長さは何cmですか。 解説解答 高さの等しい多角形では底辺の長さの和と面積比が等しいので、 三角形ABE:台形EBCD = 1:2 上底と下底の辺の和は 6 + 9 = 15cm AEの長さは 15÷(1 + 2)×1 = 5cm したがって ED = 6 - 5 = 1 答 1cm スペースONEの中学受験過去問対策へ
3. Aさんは、家から図書館まで歩いていきます。毎分80mの速さで行くと図書館にちょうど予定の時間で着き、毎分60mの速さで行くと予定の時間より8分遅く着くことになります。家から図書館まで何分で行く予定ですか。 解説解答 毎分80mで進むときと毎分60mで進むときの速さの比は 80:60 = 4:3 よって 同じ距離を進むのにかかる時間の比は③:④ ④ - ③ = ①が分速60mで進むときに分速80mで進むときより余計にかかる時間8分。 毎分80mの速さで行くと図書館にちょうど予定の時間で着くので、予定の時間は 3×8 = 24 答 24分 大妻中学校2015年度算数入試問題4.割合と比解説解答 4.同じ重さのコップAとBに同じ量の水が入っています。 コップAの水を12gだけコップBに移したところ、水の量の比は1:3に、水の入ったコップ全体の重さの比は6:7になりました。 空のコップ1個の重さは何gですか。 解説解答 コップAからコップBに水を移しても、コップAとコップBの重さの和は変わらないので 移した後のコップAの水の量を①,コップBの水の量を③とすると、 ③ - ① = ② = 12×2 = 24g ① = 12g コップAからコップBに水を移した後のコップAの水の量は 12g, コップBの水の量は 12×3 = 36g 水の入ったコップ全体の重さの比は6:7になったので、 水の入ったコップA全体の重さを[6],水の入ったコップB全体の重さを[7]とすると [7] - [6] = [1] = 24g 水の入ったコップA全体の重さは [6] = 24×6 = 144g, コップAに残っている水の量は 12gなので、 コップの重さは 144 - 12 = 132g 答 132g 大妻中学校2015年度算数入試問題5.流水算解説解答 流水算 詳しい説明へ 5. 2つの船AとBが同じ川を進みます。 船Aは川を上るときの7倍の速さで川を下り、船Bは川を上るときの3倍の速さで川を下ります。 2つの船の静水時の速さはそれぞれ一定で、船Aの静水時の速さが毎時8kmであるとき、船Bの静水時の速さは毎時何kmですか。 解説解答 船Aが川を上るときの速さと下るときの速さの比は・・・上り:下り = ①:⑦ 船Aの静水時の速さは (① + ⑦)÷2 = ④・・・毎時8km したがって ① = 毎時2km 川の流れの速さ ④ - ① = ③・・・毎時6km 船Bが川を上るときの速さと下るときの速さの比は・・・上り:下り = [1]:{3} 船Bの静水時の速さは ({1} + {3})÷2 = {2} 川の流れの速さ {2} - {1} = {1}・・・川の流れの速さは同じなので毎時6km船Bの静水時の速さ {2} = 毎時12km・・・答
4.同じ重さのコップAとBに同じ量の水が入っています。 コップAの水を12gだけコップBに移したところ、水の量の比は1:3に、水の入ったコップ全体の重さの比は6:7になりました。 空のコップ1個の重さは何gですか。 解説解答 コップAからコップBに水を移しても、コップAとコップBの重さの和は変わらないので 移した後のコップAの水の量を①,コップBの水の量を③とすると、 ③ - ① = ② = 12×2 = 24g ① = 12g コップAからコップBに水を移した後のコップAの水の量は 12g, コップBの水の量は 12×3 = 36g 水の入ったコップ全体の重さの比は6:7になったので、 水の入ったコップA全体の重さを[6],水の入ったコップB全体の重さを[7]とすると [7] - [6] = [1] = 24g 水の入ったコップA全体の重さは [6] = 24×6 = 144g, コップAに残っている水の量は 12gなので、 コップの重さは 144 - 12 = 132g 答 132g
流水算 詳しい説明へ 5. 2つの船AとBが同じ川を進みます。 船Aは川を上るときの7倍の速さで川を下り、船Bは川を上るときの3倍の速さで川を下ります。 2つの船の静水時の速さはそれぞれ一定で、船Aの静水時の速さが毎時8kmであるとき、船Bの静水時の速さは毎時何kmですか。 解説解答 船Aが川を上るときの速さと下るときの速さの比は・・・上り:下り = ①:⑦ 船Aの静水時の速さは (① + ⑦)÷2 = ④・・・毎時8km したがって ① = 毎時2km 川の流れの速さ ④ - ① = ③・・・毎時6km 船Bが川を上るときの速さと下るときの速さの比は・・・上り:下り = [1]:{3} 船Bの静水時の速さは ({1} + {3})÷2 = {2} 川の流れの速さ {2} - {1} = {1}・・・川の流れの速さは同じなので毎時6km船Bの静水時の速さ {2} = 毎時12km・・・答