2017年度専修大学松戸中学校第1回理科入試問題は 1.小問集合54問 2.川の流れと地層 3.日の出と日の入り 4.化学の実験問題 5.電磁石の実験問題 大問5題構成でした。毎年実験に関する問題が出題されます。
今回は 5.電磁石の実験問題を解説します。
理科入試問題(電磁石の実験にチャレンジ)
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2017年度専修大学松戸中学校第1回理科入試問題は 1.小問集合54問 2.川の流れと地層 3.日の出と日の入り 4.化学の実験問題 5.電磁石の実験問題 大問5題構成でした。毎年実験に関する問題が出題されます。
今回は 5.電磁石の実験問題を解説します。
理科入試問題(電磁石の実験にチャレンジ)
(4) 【実験1】や【実験2】の結果から、電磁石の磁力についてわかることを適切に述べたものはどれですか。次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。ただし、文中に述べられた条件以外は同じ条件であるものとします。ア 【実験1】より、電磁石の磁力はコイルの同じ長さあたりの巻き数に比例する。イ 【実験1】より、電磁石の磁力はコイルの巻き数だけで決まり、コイルに流れる電流の強さには関係しない。ウ 【実験2】より、コイルの同じ長さあたりの巻き数が同じなら、コイルの長さが長いほど電磁石の磁力は強くなる。エ 【実験2】より、電磁石の磁力はコイルの巻き数やコイルに流れる電流の強さには関係しない。 | |
解説解答 | |
【実験1】では、長さの等しい紙のつつに電池1個をつないだとき 、コイルの巻き数と電磁石にくっついたクリップの個数が等しいことを確かめた。よって
コイルに流れる電流の強さとコイルの長さが等しいとき、コイルの巻き数と電磁石の磁力は比例する。 【実験2】では、つつの長さを2倍3倍4倍にして、それぞれのつつにコイルの巻き数を2倍3倍4倍すると、電磁石にくっつくクリップの個数が全て同じになることを確かめた。よって、コイルの同じ長さあたりの巻き数が同じなら、電磁石の磁力の大きさが同じになる。 |
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答え ア |
(5) 次のア~エのうち、磁力が最も強い電磁石はどれですか。【実験1】および【実験2】の結果を参考にして1つ選び、記号で答えなさい。ただし、エナメル線全体の長さはそろえてあるものとします。 ア 長さ10cmのつつに、エナメル線を均等に100回巻き、1個の電池につないだもの。 イ 長さ15cmのつつに、エナメル線を均等に200回巻き、1個の電池につないだもの。 ウ 長さ5cmのつつに、エナメル線を均等に100回巻き、1個の電池につないだもの。 エ 長さ20cmのつつに、エナメル線を均等に300回巻き、1個の電池につないだもの。 |
解説解答 |
【実験1】の結果から,コイルに流れる電流の強さとコイルの長さが等しいとき、コイルの巻き数と電磁石の磁力は比例する。よって~エの電磁石について,つつの長さを等しくしたときの巻き数を考える。つつの長さを10cmにそろえたときのエナメル線の巻き数は ア 長さ10cmのつつに、エナメル線を均等に100回巻く。 イ 長さ15cmのつつに、エナメル線を均等に200回巻いたとき、つつの長さが1.5倍なので、巻き数は 200÷1.5 = 133.3・・・ ウ 長さ5cmのつつに、エナメル線を均等に100回巻いたとき、つつの長さが0.5倍なので、巻き数は 100÷0.5 = 200 エ 長さ20cmのつつに、エナメル線を均等に300回巻いたとき、つつの長さが2倍なので、巻き数は 300÷2 = 150 したがって 巻き数が多くなるウの磁力が最も強い。 |
答え ウ |