早稲田実業学校中等部理科入試問題傾向と対策
早稲田実業学校中等部2021年度入学試験は、募集人数男子85名 女子40名 応募者数男子361名 女子213名 受験者数男子329名 女子195名 合格者数男子102名 女子50名
2021年度理科入試問題は例年通り大問3題構成で、1.地学(岩石) 2.生物(植物プランクトン) 3.化学(金属と水溶液の総合問題)が出題されました。
今回は 3.金属と水溶液の総合問題を解説します。
早稲田実業学校中等部過去問対策
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早稲田実業学校中等部2021年度理科入試問題3.水溶液の総合問題Ⅱ 問題
早稲田実業学校中等部2021年度理科入試問題3.水溶液の総合問題Ⅱ解説解答
A. 混ぜる前の両方の体積の合計
B. 両方を、一方のメスシリンダーで混ぜたときの体積の合計
解説解答
質量は混ぜる前の二種類の液体の合計になるが、体積は混ぜる前の体積より小さくなる。大きな粒(分子)の間に小さな粒(分子)が入り込むため。
よって Bの方が小さい。
② ある濃度の水酸化ナトリウム水溶液50c㎥に対して、塩酸を少しずつ加えていきながら、よくまぜる。塩酸を78c㎥加えたとき、ガラス棒を用いて赤リトマス紙につけたところ、変色はなかった。
A. この水酸化ナトリウム水溶液50c㎥に同じ塩酸78c㎥を加えてかきまぜたのち、水分をすべて蒸発させた後に残った物の重さ。
B. この水酸化ナトリウム水溶液50c㎥に同じ塩酸112c㎥を加えてかきまぜたのち、水分をすべて蒸発させた後に残ったものの重さ
解説解答
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)は無色無臭の個体。 塩酸は塩化水素の水溶液。塩化水素は無色透明で、刺激臭のある気体。
水分を蒸発させると個体のみが残る。AもBも水酸化ナトリウム水溶液の濃度も量も同じなので、蒸発させた後に残った水酸化ナトリウムの量は等しい。
③ ある濃度の塩酸50c㎥に対して、水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ加えていきながら、よくかきまぜる。29c㎥加えたとき、ガラス棒を用いて赤リトマス紙についたところ、青色に変色した。
A. この塩酸50c㎥に同じ水酸化ナトリウム水溶液29c㎥を加えてかきまぜたのち、水分をすべて蒸発させた後に残った物の重さ。
B. この塩酸50c㎥に同じ水酸化ナトリウム水溶液48c㎥を加えてかき混ぜたのち、水分をすべて蒸発させた後に残った物の重さ。
解説解答
Aは水酸化ナトリウム水溶液29c㎥,Bは48c㎥加えるので、蒸発後に残った水酸化ナトリウムの量はBが多い。よって Bの方が多い。
④ ビーカーにアンモニア水を入れ、重さをはかる(A,Bともにビーカーの重さは同じ)
A. ある濃度のアンモニア水120c㎥をいれたときの重さ。
B. Aより濃い濃度のアンモニア水120c㎥を入れたときの重さ
解説解答 アンモニアは無色の期待で、特有の強い刺激臭をもつ。アンモニア水の濃度が大きくなると質量は軽くなる。)
よって Bの方がやや軽くなる。
以上から Bの方が値が大きくなっているのは③のみ
答 1