東邦大学付属東邦中学校過去問対策

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東邦大学付属東邦中学校合格のための過去問傾向と対策

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東邦大学附属東邦中学校過去問研究

算数入試問題注目の一題 方陣算にチャレンジ)

東邦大学付属東邦中学校2008年度算数入試問題 方陣算と規則性 問題

 図Ⅰのように、3,600枚の硬貨を正方形の形に並べます。次に図Ⅱのように一番外側の1周部分(斜線部)の硬貨を取り除きます。同じようにして、順に外側の硬貨を取り除く操作を、硬貨が4枚残るまで続けます。このとき、つぎの(1)~(3)の問いに答えなさい。

(1) 10回目の操作の後、残った硬貨は何枚ですか

(2) 何回目かの操作の後、それまでに取り除いた硬貨を合計した枚数が、残った硬貨の枚数より初めて多くなりました。何回目の操作の後ですか。

(3) ある1回の操作で取り除いた硬貨を全部使って、正方形の形に並べられる場合があります。はじめに出来るのは6回目ですが、次に正方形の形に並べられるのは何回目ですか。


東邦大学付属東邦中学校2008年度算数入試問題 方陣算と規則性 (1)解説解答

(1) 10回目の操作の後、残った硬貨は何枚ですか。

解説解答




図のように 1回目に取り除く硬貨の数 (60-1)×4 

このとき残った硬貨の数 (60-2)×(60-2)

同様に2回目に取り除く硬貨の数(60-3)×4 

よって 毎回取り除く硬貨の数は60-1・3・5・7・・・と規則的に続くので、

10回目に取りのぞく硬貨の数は 2×10-1=19 (60-19)×4 

このとき残った硬貨の数は {60-(19+1)}×{60-(19+1)}=1600個

(別解) 

1回目に取り除く硬貨の数 236個 2回目には228個・・・と等差が8の数列になるので、

10回目に取り除く硬貨の数は236-8×(10-1)=164個 

等差数列の和より1回目から10回目までに取り除く硬貨の数は (236+164)×10÷2=2000 

残った硬貨の数は3600-2000=1600個

答  1600個

東邦大学付属東邦中学校2008年度算数入試問題 方陣算と規則性 (2)解説解答

(2) 何回目かの操作の後、それまでに取り除いた硬貨を合計した枚数が、残った硬貨の枚数より初めて多くなりました。何回目の操作の後ですか。

解説


全部で3600こあるので、3600÷2=1800 取り除いた硬貨の合計が1801個以上になったときの操作になる。10回目の操作の後で取り除いた硬貨の合計は 2000個 9回目までに取り除いた硬貨の合計は 2000-164=1836個 8回目までに取り除いた硬貨の合計は2000-164×2ー8=1664個 よって9回目の操作の後9回目までに取り除いた硬貨の合計が、残った硬貨の合計より多くなる。

答   9回目






東邦大学付属東邦中学校2008年度算数入試問題 方陣算と規則性 (3)解説解答

(3) ある1回の操作で取り除いた硬貨を全部使って、正方形の形に並べられる場合があります。はじめに出来るのは6回目ですが、次に正方形の形に並べられるのは何回目ですか。

解説

6回目の操作のときに取り除く硬貨の数は 2×6ー1=11 (60-11)×4=196個 196=14×14 
次に正方形の形に並べられる硬貨の数は 13×13,12×12,11×11・・・となり、取り除く硬貨の数は236-8の倍数になる。
これに当てはまるのは10×10=100 236-100=136=17×8 1回の操作で取り除く硬貨が100枚のとき、 17+1=18回目


  18回目
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