筑波大学付属中学校中学高等学校算数過去問傾向と対策
2011年度筑波大学附属駒場中学校算数入試問題は、昨年同様大問4題構成で、出題内容は1.水槽のグラフ 2.場合の数 3.整数の性質 4.平面上の回転図形でした。 解答も途中式や考え方をを書く形式でした。
今回は 1.水槽のグラフを解説します。
「しきりが正方形で、さらにしきりの中におもりがある」すこし複雑な設定です。
算数入試問題(水槽のグラフにチャレンジ)
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2011年度筑波大学附属駒場中学校算数入試問題は、昨年同様大問4題構成で、出題内容は1.水槽のグラフ 2.場合の数 3.整数の性質 4.平面上の回転図形でした。 解答も途中式や考え方をを書く形式でした。
今回は 1.水槽のグラフを解説します。
「しきりが正方形で、さらにしきりの中におもりがある」すこし複雑な設定です。
算数入試問題(水槽のグラフにチャレンジ)
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(1) 毎秒何c㎥の割合で給水しますか。
解説解答
高さ30cmまで給水するのにかかる時間は210秒間、
30cmまでは底面積が正方形のしきりを除いた部分になるので、
210秒間に給水される量は (40×40ー30×30)×30cm3
よって 1秒間に給水する量は(40×40ー30×30)×30÷210=100
答 100cm3
(2) 重りの一辺の長さを求めなさい。解説グラフより 40cmの深さに水を入れるのに560秒かかっている。
560秒間に入る水量は 100×560=56000cm3
1辺40cmの立方体の体積は 40×40×40=64000cm3
1辺40cmの立方体の体積と実際に入った水の量との差が重りの体積である。
重りの体積は 64000ー56000=8000cm3
重りの1辺の長さは 8000=20×20×20 より20cm
答 20cm
解説高さ40cmから30cmになるまでに、装置A,B両方から160秒間に排出する水量は
(40×40×10)cm3なので、
1秒間に AB合わせて
40×40×10÷160=100cm3 排出する。
装置Aから 580-160=420秒間に排出する水量は(700×30)cm3なので、
装置Aからは1秒間に(700×300)÷420=50cm3排出する。
よって装置Bからも1秒間に100-50=50cm3排出する。
A,Bの1秒あたりの排出量が同じなので、160秒よりあとで、はじめ底面積の小さい目盛りのある部分の高さが低くなり、高さ20cmを下がってから装置Bのある部分の高さが目盛りのある部分より下がる割合が増え、目盛りのある部分より装置Bのある部分の水がなくなる。
解説装置Bがある部分の排水が終わるのにかかる時間は高さ30cmのときから、(900×30ー20×20×20)÷50=380秒後このとき目盛りのある部分には 50×40=2000cm3水が残っていて、高さは2000÷500=4cm1秒間に装置Aのある部分と装置Bのある部分は 1/10ー1/14=1/35cmずつ差が縮まるので、グラフの逆向きに4cmの差の追いかけ算と考えると4÷1/35=140580秒から140秒前のとき 2つの水面の高さは等しかったことになる。580-140=440
答 440秒