和洋国府台女子中学校入試問題傾向と対策
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和洋国府台女子園中学校合格のための過去問解説解答

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和洋国府台女子中学校算数過去問研究


2025年度和洋国府台女子中学校は、12月1日推薦入試、1月20日に一般入試が実施されました。

推薦入試の選抜方法は、以下3つの型から1つ選択します。
①基礎学力テスト2科(算国)+面接(グループ面接)
②基礎学力テスト3科(算国英)+面接(グループ面接)
③探求型テスト 評価項目により総合的に判定

一般入試第1回選抜方法は、以下3つから1つ選択します。
① 2教科型(国語・算数)
② 3教科型(国語・算数・英語)
③ 4科目型(国語・算数・理科・社会)


一般入試第2回選抜方法は、以下2つから1つ選択します。
① 2教科型(国語・算数)
② 4科目型(国語・算数・理科・社会)

2025年度第1回和洋国府台女子中学校入試結果は次の通りです。

 募集人数 45名  
   2科 3科(英語)  4科 
 応募者数  120 62  607 
 受験者数  119 60  587 
 合格者数 44 54  462 


2025年度第1回理科入試問題は1.微生物の働き 2.植物と酵素の働き 3.圧力 3.力学(振り子の性質) 5.太陽と地球と月の運動が出題されました。 今回は2.植物と酵素の働きを解説します。寒天を使ったお菓子の問題です。


和洋国府台女子中学校2025年度第1回理科入試問題2.植物と酵素の働き 問題





和洋国府台女子中学校2025年度第1回理科入試問題2.植物と酵素の働き問1解説解答


問1 パイナップルは種子を作って増える植物のなかまです。学校になるパイナップルの植木鉢を観察すると、葉のつくりは図のようになっていることが分かりました。これと同じつくりの葉をもつ植物はどれですか。次のア~オから1つ選び、記号で答えなさい。

ア イチゴ イ タマネギ ウ トマト エ ブドウ オ ミカン

解説解答

単子葉類は種子が一枚の子葉(胚葉)を持ち、双子葉類は種子が二枚の子葉を持つ。
双子葉類では葉脈は網目状になっていて網状脈。双子葉類の代表例は、アサガオ・ツツジ・アブラナ・エンドウ・タンポポ・ホウセンカ・ツバキ・サクラ・ナズナ

単子葉類では葉脈は平行になっていて平行脈。単子葉類の代表例は、ユリ・スイセン・ヒガンバナ・アヤメ・イネ・トウモロコシ・ススキ・パイナップル・バナナなど

パイナップルは単子葉類。玉ねぎはユリ科に属し単子葉類。


答え  イ

和洋国府台女子中学校2025年度第1回理科入試問題2.植物と酵素の働き問2解説解答


問2 作り方①~④でゼリーを作った結果から、和子さんは「作り方④でゼリーが出来なかった原因は、パイナップルを使ったからである」と考えました。このように考えたのは、どの結果とどの結果を比べたからでしょうか。次のア~カから1つ選び、記号で答えなさい。

解説解答

作り方①と②では、寒天溶液ゼラチン溶液だけを冷蔵庫で冷やして固まらせている。作り方③と④では寒天溶液・ゼラチン溶液に生のパイナップルを数個入れ冷やしたが、ゼラチン溶液では固まらなかった。

よって同じゼラチン溶液でもパイナップルを入れないと冷やして固まらせられるが、パイナップルを入れると固まらない。よってゼリーが出来なかった原因はパイナップルを使ったからであると考える結果は②と④


答え  オ


和洋国府台女子中学校2025年度第1回理科入試問題2.植物と酵素の働き問3解説解答


問3 プロテアーゼにはどのようなはたらきがありますか。下線部を参考にして説明しなさい。

解説解答
文中の説明文より
なざゼリーができなかったかを調べると、パイナップルに含まれている「プロテアーゼ」という成分が原因であることがわかりました。
プロテアーゼは温度が40℃以下のときに、胃液に含まれている消化こう素のペプシンと同じはたらきを示します。

ゼラチンの主成分はコラーゲンとよばれるものです。コラーゲンは肉に多くふくまれているアクチンやミオグロビンと同じたんぱく質のなかまです。

よって消化こう素がたんぱく質を分解したのでゼリーが固まらなくなった。


答え  たんぱく質を分解するはたらき。



和洋国府台女子中学校2025年度第1回理科入試問題2.植物と酵素の働き問4解説解答


問4 文中の[X]に入る語句として最もふさわしいものはどれですか。次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア 脂肪  イ 炭水化物  ウ タンパク質  エ ビタミン

解説解答

アガロースは片栗粉に多く含まれているアクチンやミオグロビンと同じ[X]のなかまです。

※片栗粉 ジャガイモを主な原料とした調理用の粉。ヨウ素液を数てきたらすと、、たらした部分の色は変化する。

ヨウ素液は、ほんの少しのデンプンとでも、化学変化 を起こして青むらさき色になる。よって片栗粉の主成分はデンプン。

穀物・イモ類・果物・野菜などは炭水化物の源。


答え  イ


和洋国府台女子中学校2025年度第1回理科入試問題2.植物と酵素の働き問5解説解答


問5 作り方⑥でゼリーができた理由として最もふさわしいものはどれですか。次のア~カか ら1つ選び,記号で答えなさい。
ア プロテアーゼは寒天に対してはたらき,作り方④ではプロテアーゼが十分にはたら かなかったためゼリーができなかったが,作り方⑥では加熱によってプロテアーゼ がはたらくようになったためゼリーができた。

イ プロテアーゼは寒天に対してはたらき,作り方④ではプロテアーゼがはたらいたた めゼリーができなかったが,作り方⑥では加熱によってプロテアーゼがはたらきを 失ったためゼリーができた。

ウ プロテアーゼはゼラチンに対してはたらき,作り方④ではプロテアーゼが十分には たらかなかったためゼリーができなかったが,作り方⑥では加熱によってプロテア ーゼがはたらくようになったためゼリーができた。

エ プロテアーゼはゼラチンに対してはたらき,作り方④ではプロテアーゼがはたらい たためゼリーができなかったが,作り方⑥では加熱によってプロテアーゼがはたら きを失ったためゼリーができた。

オ プロテアーゼは寒天とゼラチンの両方に対してそれぞれはたらき,作り方④ではプ ロテアーゼが十分にはたらかなかったためゼリーができなかったが,作り方⑥で は加熱によってプロテアーゼがはたらくようになったためゼリーができた。

カ プロテアーゼは寒天とゼラチンの両方に対してそれぞれはたらき,作り方④ではプ ロテアーゼがはたらいたためゼリーができなかったが,作り方⑥では加熱によってプ ロテアーゼがはたらきを失ったためゼリーができた。

解説解答
<作り方④>ゼラチンをお湯でとかしてゼラチンよう液を作った。ゼラチンよう液を容器に流 し込み,ひとくちサイズの生のパイナップルを数個入れ,冷蔵庫で数時間冷やした。
<作り方⑥>ゼラチンをお湯でとかしてゼラチンよう液を作り,ひとくちサイズのパイナップ ルは電子レンジで十分に加熱した。ゼラチンよう液を容器に流し込み,加熱したパ イナップルを数個入れて,冷蔵庫で数時間冷やした。

作り方④ではゼラチンよう液が固まらずゼリーが できなかったが、作り方⑥ではゼリーができた。

パイナップルに含まれている「プロテアーゼ」という成分が、胃液に含まれている消化こう素のペプシンと同じはたらきを示し、ゼラチンに多く含まれるたんぱく質を分解する。

したがって、エ プロテアーゼはゼラチンに対してはたらき,作り方④ではプロテアーゼがはたらい たためゼリーができなかったが,作り方⑥では加熱によってプロテアーゼがはたら きを失ったためゼリーができた。


答え   エ

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