千葉県立高等学校前期理科過去問研究
2017度千葉県立高校前期理科入試問題から、今回は、2. 地震に関する問題を解説します。P波が伝わる速さの計算は、位置と時間から単位に気を付けながら計算しましょう。
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2017度千葉県立高校前期理科入試問題から、今回は、2. 地震に関する問題を解説します。P波が伝わる速さの計算は、位置と時間から単位に気を付けながら計算しましょう。
(1) 図1は、図2の地点Aで見られる地形で、波によって作られた平らな面が、地震に伴う大地の変動で上昇し、階段状になったものである。このような地形を何というか。次のア~エのうちから最も適当なものを一つ選び、その符号を書きなさい。ア カルデラ イ 扇状地 ウ 河岸段丘 エ 海嶺 |
解説解答 |
ア カルデラ :陥没カルデラは大規模な噴火で、火山灰、火砕流、軽石、溶岩などが大量に噴出したり、マグマが地下を移動して空洞化した地下のマグマだまりに落ち込む形で地表が陥没した地形。浸食カルデラは、火山が、浸食により火口が大きく広がった地形。 イ 扇状地 :河川が山地から平野や盆地に移る所などに見られる土砂が山側を頂点として扇状に堆積した地形。 ウ 海岸段丘 :海岸に沿ってみられる階段状の地形。房総半島は関東地震の度に隆起していることが知られている。 エ 海嶺 :海底山脈のような海洋底にある細長い山脈状の地形のこと |
答 ウ |
解説 |
「本名村より三里ほど南方にあります那古村から七浦周辺では干潟が現れ、もとから港だったところは丘となり、新田や屋敷ができています。それに対し、本名村とその近辺では土地が年々海中に没していくので、かつての地図と異なっていました。」那古村から七浦周辺では干潟が現れ、もとから港だったところは丘となり、新田や屋敷ができています。とあるので、土地が隆起し、本名村とその近辺では土地が年々海中に没していくので、とあるので、土地が沈降し、流水の作用によって土地が削られるのは浸食作用。 |
答 イ |
① この地震の発生時刻は13時42分37秒、地点BにP波が到達したのは13時42分51秒であった。震源から地点Bまでの距離を85.3kmとすると、震源から地点BにP波が伝わる速さは何km/sか。小数第2位を四捨五入して書きなさい。 |
解説 |
発生時刻は13時42分37秒で地点BにP波が到達したのは13時42分51秒なので、13時42分51秒 - 13時42分37秒 = 14秒間に85.3km進んでいるので、85.3÷14 = 6.09・・・よってP波が伝わる速さは 6.1km/s |
答 6.1km/s |
② 震度とは何を表したものか。簡潔に書きなさい。 |
解説 |
地震が発生すると、震源に近い場所では揺れは大きく、震源から遠い場所では揺れが小さくなります。大きな地震では揺れは大きくなり、小さな地震では小さくなります。このような揺れの大きさを表現する尺度が進度です。気象庁では、計測震度計という揺れの大きさを測る機械を使って揺れの大きさを数字(計測震度)に変換した後、さらにそれを震度階級に変換して発表しています。 |
答 地震による揺れの大きさを表す尺度。 |