中央大学附属横浜高校過去問対策 2022年度中央大学附属横浜高校一般B方式入学試験は 募集人数438名(男子266名 女子172名) 受験者(男子254名 女子169名) 合格者 90名(男子58名 女子32名)でした。 数学入試問題は例年通り大問6題構成で、1.計算3問,2.小問集合6問 3.関数,4.方程式の応用 5.平面図形,6.空間図形が出題され、出題内容も例年通りでした。 途中式を必要としない解答のみを解答用紙に書き込みますので、ケアレスミスのないよう計算には正確を期しましょう。 今回は 4.方程式の応用を解説します。
[4] ある中学校では,昨年の生徒数の男子と女子の比が 2:3 であった。 今年は昨年より男女とも増加し,男子は昨年より 1 割増え,女子の増えた人数は男子の増えた人数より 5 人少なかった。 その結果,今年の生徒数は男女合わせて 292 人であった。このとき,次の問いに答えなさい。 ⑴ 昨年の男子の人数を x 人,女子の人数を y 人として,連立方程式をつくりなさい。 ⑵ 今年の男子の人数と女子の人数をそれぞれ求めなさい
(1) 昨年の男子の人数を x 人,女子の人数を y 人として,連立方程式をつくりなさい。 解説解答 昨年の生徒数の男子と女子の比が 2:3 であったので x:y = 2:3 内項の積 = 外項の積 より 3x = 2y 男子は昨年より 1 割増えたので、今年の男子の人数は x(1 + 0.1) = 1.1x, 女子の増えた人数は男子の増えた人数より 5 人少なかったので y + 0.1x - 5 その結果,今年の生徒数は男女合わせて 292 人であった。 よって 1.1x + y + 0.1x - 5 = 1.2x + y - 5 1.2x + y - 5 = 292 1.2x + y = 297 答 3x = 2y ,1.2x + y = 297
⑵ 今年の男子の人数と女子の人数をそれぞれ求めなさい。 解説解答 3x = 2y・・・① 1.2x + y = 297 y = - 1.2x + 297・・・② ②を①に代入して 3x = 2(1.2x + 297) 3x + 2.4x = 594 5.4x = 594 x = 594 ÷5.4 x = 110 よって 今年の男子の人数は 110 ×1.1 = 121人 女子の人数 292 - 121 = 171人 答 男子 121人 女子 171人