都立日比谷高校独自作成問題過去問傾向と対策
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都立日比谷高校2009年度数学独自作成問題2.平面図形問題
〔問1〕 図1において,線分BC上に,BD:DC=5:3となるような点Dを,右に示した線分BCをもとにして,定規とコンパスを用いて作図によって求め,点Dの位置を示す文字Dも書け。
ただし,作図に用いた線は消さないでおく
〔問2〕 右の図2は,図1において,辺ABの中点をE,辺ACの中点をFとし,辺BC上に異なる2点をとり,頂点Bに近い方から順に点G,点HとしてGH=4cmとし,さらに点Eと点Hを結び,点Fト点Gから線分EHにひいた垂線と,線分EHとの交点をそれぞれⅠ,Jとした場合を表している。
ただし,点Gは頂点Bに,点Hは頂点Cに一致しないものとする。
点Fと点J,点Gと点Ⅰをそれぞれ結んでできる四角形FJGIは平行四辺形であることを証明せよ。
〔間3〕 図2において,CH=3cmとするとき,点Eと点Gを結んでできる線分EGの長さは何cmか。
都立日比谷高校2009年度数学独自作成問題2.平面図形 問2解説解答
問2 右の図2は,図1において,辺ABの中点をE,辺ACの中点をFとし,辺BC上に異なる2点をとり,頂点Bに近い方から順に点G,点HとしてGH=4cmとし,さらに点Eと点Hを結び,点Fト点Gから線分EHにひいた垂線と,線分EHとの交点をそれぞれⅠ,Jとした場合を表している。
ただし,点Gは頂点Bに,点Hは頂点Cに一致しないものとする。
点Fと点J,点Gと点Ⅰをそれぞれ結んでできる四角形FJGIは平行四辺形であることを証明せよ。
解説
中点連結定理(三角形の2辺の中点を結ぶ線分は、残りの辺に平行で、長さはその半分である。)を用いて証明しましょう。
証明
EFはそれぞれ辺AB,辺ACの中点なので、中点連結定理より EF//BC, EF=1/2BC=4cm
仮定より EF//GH・・・① EF=GH=4m・・・②
△EIFと△HJGにおいて
仮定より ∠EIF=∠HJG=∠R・・・③
また平行線の錯角は等しいので∠FEI=∠GHJ・・・④
②③④より 直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいから△EIF≡△HJG
したがってFI=GJ・・・⑤
①よりFI//GJ
四角形FJGIにおいて ①⑤より1組の向かいある辺が平行で等しいので、四角形FJGIは平行四辺形である。
ただし,点Gは頂点Bに,点Hは頂点Cに一致しないものとする。
点Fと点J,点Gと点Ⅰをそれぞれ結んでできる四角形FJGIは平行四辺形であることを証明せよ。
解説
中点連結定理(三角形の2辺の中点を結ぶ線分は、残りの辺に平行で、長さはその半分である。)を用いて証明しましょう。
証明
EFはそれぞれ辺AB,辺ACの中点なので、中点連結定理より EF//BC, EF=1/2BC=4cm
仮定より EF//GH・・・① EF=GH=4m・・・②
△EIFと△HJGにおいて
仮定より ∠EIF=∠HJG=∠R・・・③
また平行線の錯角は等しいので∠FEI=∠GHJ・・・④
②③④より 直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいから△EIF≡△HJG
したがってFI=GJ・・・⑤
①よりFI//GJ
四角形FJGIにおいて ①⑤より1組の向かいある辺が平行で等しいので、四角形FJGIは平行四辺形である。
都立日比谷高校2009年度数学独自作成問題2.平面図形 問3解説解答
問3 図2において,CH=3cmとするとき,点Eと点Gを結んでできる線分EGの長さは何cmか。
解説
Eから辺BCに垂線をおろし、辺BCとの交点をKとする。
EB = 4cm, BK = 2cm
三平方の定理より
BK=2cm BG=1cmより GK=1cm