法政大学第二高等学校過去問研究 2009年度法政大学第二高等学校の数学入試問題は 例年通り 1.小問集合6問 2・3.平面図形 4.関数のグラフ 5.場合の数 6.空間図形の大問6題構成でした。試験時間は50分で 総解答数が20。煩雑な計算がみられますので、手際よく処理できるよう基本~標準レベルの問題数をこなすようにしましょう。 今回は 2.平面図形を解説します。 2009年度数学入試問題 2.平面図形
2. AD//BCである台形ABCDにおいて、対角線ACとBDの交点をとすると △OABの面積は2, △ABDの面積は3であるという。 このとき、次の問いに答えなさい。 問1 台形ABCDの面積を求めなさい。 問2 頂点Aを通り、辺DCに平行な直線がBDと交わる点をEとする。△OAEの面積を求めなさい。
問1 台形ABCDの面積を求めなさい。 解説解答 △OAD = △ABD - △OAB = 3 - 2 = 1 なので DO:OB=1:2 △OADと△OCBは ∠AOC=∠COB (対頂角) ∠OAD=∠OCB(錯角)なので △OAD∽△OCB より AO:OC=1:2 よって △OAD, △OAB, △ODC, △OCBの面積比は △OAD:△OAB:△ODC:△OCB=1×1:1×2:1×2:2×2=1:2:2:4 △OADの面積は1なので 台形ABCDの面積は 1+2+2+4=9 答 9
(2) 頂点Aを通り、辺DCに平行な直線がBDと交わる点をEとする。△OAEの面積を求めなさい。 解説解答 △OAEと△OCDにおいて ∠AOE=∠COD (対頂角), ∠OAE=∠OCD (AE//CDの錯角) なので △OAE∽△OCD AO:OC=1:2 よって △OAEと△OCDの面積比は 1×1:2×2=1:4 △OCDの面積は2なので、△OAEの面積は 2÷4=0.5 答 0.5