法政大学第二高等学校過去問研究 2013年度法政大学第二高等学校の数学入試問題は 例年通り小問集合と大問の組合せでした。 出題内容も難易度も例年通りで 1.小問集合8問 2.確率 3.関数のグラフ 4.平面図形(円と正五角形) 5.立体図形(正四面体)大問5題構成でした。 試験時間は50分で 総解答数が20。 煩雑な計算がみられますので、手際よく処理できるよう基本~標準レベルの問題数をこなすようにしましょう。 今回は 3.関数のグラフを解説します。
四角形ABOCはひし形であり、直線ACと放物線との交点のうちC以外の点をDとする。 点Cのχ座標が2であるとき、次の問いに答えなさい。 問1. 点Dの座標を求めなさい。 問2. △OBCと△DBCの面積比を求めなさい。 問3. 原点Oを通り、四角形OCDBの面積を2等分する直線の式を求めなさい。
問2. △OBCと△DBCの面積比を求めなさい。 解説解答 四角形ABOCはひし形なので、△OBC=△ABC よって △OBC:△DBC=△ABC:△DBC △ABCと△DBCの面積比は CA:CD C(2,1),A(0,2),D(-4,4) より CA:CD=2:2-(-4)=1:3 ゆえに △OBC:△DBC=1:3 答 1:3
問3.原点Oを通り、四角形OCDBの面積を2等分する直線の式を求めなさい。 解説 CA:AD=1:3-1=1:2 四角形ABOCはひし形なので △ABC≡△OBC よって △CBO:△ABC:△DBA=1:1:2 それぞれの三角形の面積を△CBO~①,△ABC=① △DBA=②とする。 また 点Bを通りy軸に平行な直線と直線DCとの交点をMとすると △AOM=△AOCなので △AOM+△AOC=□OCDBー(△AOM+△AOC) 直線DCはC(2,1)D(-4,4)を通り切片2なので、