玉川学園高等部過去問研究
玉川学園高校一般入学試験の留意点
筆記試験の試験時間は各50分です。どの教科も中学校の教科書を参考にして問題が構成されています。したがって、基本項目を中心に学習してくることが大切です。
面接は志望理由を中心として、中学時代のこと、家族や友達のこと、そして高校時代や将来の夢について質問します。自信を持ってはっきりと話すことが大切です。
高等学校の英語の出題傾向 「留学したい。」「英語を話せるようになりたい。」「将来、英語を生かして仕事をした いが、そのためにはどんな勉強をしたらよいのか。」日頃生徒たちが、英語科目担当教員 によく尋ねる質問です。私たちはこれらの全ての質問に対して、「中学英語の基礎をどこ まで自分のものにしているかが大切です。」と答えています。中学英語がしっかり身に付い ていれば、留学も、語学の修得も、また英語を話すことも、可能となると考えるからです。 高校の学習活動は、確実な基礎学力の上に、さらに英語力を伸ばすことを目標に行われてい ます。このため、入試ではどこまで中学生の基礎学力を身に付けているかを確かめる問題を出 題します。 ・放送による内容把握についての聴解力問題 ・内容把握を含む長文総合問題 ・適語補充や語順訂正による英文完成問題 ・適語補充による英文言い換え問題 ・語形変化、関連語の類推問題 ・場面設定に応じた自由英作文問題
■解答分析 場面設定に応じた英作文の問題では、自分の考えを伝える道具として英語を使う力を 見ます。英語を暗記する学習方法だけではなく、自分で考えた英文を書いてみることも
重要です。また、長文総合問題では、馴染みのない内容であっても、文章を忠実に読み 進める力が求められます。日頃から文の構造と機能を意識して英文に接すること、英語
の語彙力を高めること、又、分析的思考力を高める習慣を養うことが大切です。
■学習アドバイス 2021 年度からの新学習指導要領で新たに加わった文法項目も出題しますので、教 科書をたんねんに学習し、定着と理解を深めておくことが望まれます。
主な学習内容 ・名詞:単数、複数、不可算名詞、人称と格 ・動詞:動詞の活用、助動詞 ・時制:現在、過去、未来、進行形、現在完了、時制の一致 ・文の種類:平叙文、否定文、疑問文、付加疑問文、間接疑問文、命令文、感嘆
文、受動態、比較の文、節を含む第4文型、原型不定詞を含む第5文型 ・その他:不定詞、分詞、動名詞、形容詞、副詞、接続詞、前置詞、関係代名詞、
熟語、語順、itの特別用法、会話表現 、仮定法 また英検の音声教材やその他英語リスニング音声を活用して、英語の聞き取りに慣 れておくことが大切です。
今回は10.長文総合を解説します。