下の図で、四角形ABCDは AB = 6cm、AD = 12cmの長方形である。 点Pは辺AD上にある点で、頂点A,頂点Dのいずれにも一致しない。 点Qは辺CD上にある点で、頂点C,頂点Dのいずれにも一致しない。 頂点Bと点P、頂点Bと点Q、点Pと点Qをそれぞれ結んでできる三角形BQPが角BPQ=90°の直角三角形であるとき、次の各問いに答えよ。 問2 三角形ABPと三角形DPQが相似であることを説明せよ。
三角形の相似条件を確認しましょう。 2つの三角形は、次のどれかが成り立てば相似である。 (1) 3組の辺の比が等しい。 (2) 2組の辺の比が等しく、その間の角が等しい。 (3) 2組の角がそれぞれ等しい。
問2 三角形ABPと三角形DPQが相似であることを説明せよ。 解説 (証明) △ABPと△DPQにおいて 四角形ABCDは長方形だから、 ∠BAP=∠PDQ=90°・・・(1) ∠APB=180°- (∠BPQ+∠DPQ) =180°-(90°+∠DPQ) 90°- ∠DPQ・・・(2) ∠DQP=180°-(∠PDQ+∠DPQ) =180°-(90°+∠DPQ) =∠90°- ∠DPQ・・・(3) (2)(3)より ∠APB=∠DQP・・・(4) (1)(4)より2組の角がそれぞれ等しいから △ABP∽△DPQ