4年生からの中学受験理科の学習法
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INDEX |
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第1回 中学受験塾での学習内容 | ||||||||||||||||||
第2回 市販の教材の注意点 | ||||||||||||||||||
第3回 最近の中学受験入試問題の特徴 | ||||||||||||||||||
1.データの読み取りや解釈を求める問題 |
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2.身近な自然や日ごろの生活体験を問う問題。 |
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3. 時事問題、先端技術、環境問題への理解を問う問題 |
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第4回 スペースONE 理科の学習お薦めサイト | ||||||||||||||||||
四年生の算数の学習法 四年生の国語の学習法 四年生の社会の学習法 |
小学四年生理科の学習法
第1回 中学受験塾での学習内容
四年生の進学塾での学習内容は、生物と環境(植物・動物・人体)、物質とエネルギー(温度と熱・重さと重力・天秤のつりあい・振り子・物質の三態変化・電流)地球と宇宙(気象・地形)です。知識が中心で、計算問題については、ごく基本的な内容にとどまっています
第2回 市販の教材を使用して中学受験学習をする場合の注意点
知識に関しては、家庭学習と塾での指導とでは齟齬は生じないものです。しかし物質とエネルギーの中の電流は、各塾によって指導法がかなり異なっています。豆電球の明るさを、中学での学習内容である「オームの法則」をそのまま利用して指導する塾、合成抵抗のみを用いる塾、小学生本来の思考法である置き換えを指導する塾、また、塾独特の面積図を用いた計算法を指導する塾というように、ほかの計算分野より塾ごとに指導法の差が目立つ分野です。家庭で先取り学習をする場合、五年生になっての塾での学習法と家庭での先取り学習した計算方法との差で、児童に混乱を招く恐れがあります。五年生で学習する塾が決まっており、そこでの指導法があらかじめわかっている場合は、その指導法を家庭でそのまま用いることが混乱を招かない最善の策ですが、まだ塾を決めかねている場合は、なるべく指導法の分かれる範囲に関しては、五年の学習にまわす方が望ましいでしょう。
四年生での学習を、最近の入試の特徴を紹介した上で、述べていきましょう。
1.実験、観察について野の解説やデータが示され、そのデータの読み取りや解釈を求める。
小学生の学習範囲を超えるものや、進学塾で学習していない分野であっても、設問中の条件やデータ、解説を読み取ることによって、解答を導き出す問題です。
例えば、(04年)の麻布中学では、最近の話題でもある、”ゲノム”に関し、遺伝暗号表の仕組みについて考えさせる出題がされました。最近遺伝子等に関する小学生向けの参考図書が出版されていますが、麻布中等の問題を受けて進学塾の対策として出版されたものも多く、如何に難関中学が時代を先取りしているかを伺わせます。ゲノム以外にも、『人体DNA]{DNAクローン動物」また、天体に関する問題も、新聞紙上に取り上げられている重要ニュースとリンクした問題(人工衛星の軌道、火星探査機をテーマ)も多く、単に受験参考書の知識を丸暗記せずに考える力を求められていることがわかります。
2.身近な自然や、日常生活とのかかわりなど、日ごろの生活体験を問う問題。
(04年)攻玉社中学の『日焼けがどうして起こるのか』『洗濯物の干し方』は、(08年)桐朋中学でも『洗濯物と湿度の変化』と出題されています。また、武蔵中学の『朝顔・梅・桜・コスモスの開花時期』慶応義塾普通部の『ヒキガエルとアマガエルのスケッチ」や、卵の塊を選ばせる問題、『鶏の生態』、海城中学の『生物の花と葉のつき方』慶応義塾中等部『すずめ蛾の生態に関する実験』など、身近な自然や日常生活との関わり、日ごろの生活体験を問う問題が出されています。
日頃の生活体験を問う入試問題
出題中学 | 関連サイト | |||||||||||||
慶應義塾普通部 | 問題・解説解答 | |||||||||||||
暁星中学 | 問題・解説解答 | ことわざで天気予想 | ||||||||||||
東京女学館中学校 | 問題・解説解答 | 国際サバメシ研究会 | ||||||||||||
巣鴨中学校 | 問題・解説解答 | |||||||||||||
2009年度 | ||||||||||||||
大妻中野中学高等学校 | 問題・解説解答 | (生活用洗剤の成分) |
時事問題、先端技術、環境問題への理解を問う問題も、最近よく出されています。
明治大学附属明治中学の「風・ヒートアイランド現象」、「外来生物』城北中学、『みかんネットの網目の観察』武蔵中学。
このようなテキストに載っていない分野の出題は、超難関校といわれている中学の入試傾向に著しい。理科は、理科としての独立した問題というより、データを元に、思考し計算整理(作図・作表)する算数的処理能力、設問中の条件文を理解し、また歳時記や季節の行事を理解する国語力、さらに社会の時事問題への理解、そしれこれら科目の枠を乗り越えた問題を、日ごろの理科の学習内容と関連付けて考える総合力です。理科は自然科学で客観的な学問です。日常の生活の中で自然とのふれあいを持ち、ニュースを通し常に何故?と疑問を持つ姿勢を持ち、その疑問を疑問だけに終わらせることなく、学習を通して積極的に疑問点を解決しようとする姿勢と物事を客観視できる考え方を身につけられるようにしたいものです。
時事に関する問題
出題中学入試傾向 | 関連サイト | |||||
東邦大学附属東邦中学校 | 問題・解説解答 | |||||
麻布中学校 | 問題・解説解答 | 環境問題 | 宮崎県地球温暖化防止情報 | |||
桜蔭中学校 | 問題・解説解答 | 環境問題 | ||||
第4回 スペースONE 理科の学習お薦めサイト
四年生では、やはり、体験を通して理科学習に興味、関心を持っていけるようになってほしいものです。
教科書のワークプリントの中には、四年生の理科で学習する実験や、観察が自分で出来るようになっているものがあります。
植物・昆虫、星座・月の観察を季節ごとにまとめる。
電気の働き、空気や水の性質などの実験を、自分で予想し、実験し、結果を理解する三段階の思考をとりいれている補助教材を利用し、自分で、まずやってみる、観察するなど積極的に取り組む姿勢を身に着けてほしい。
また、東京女学館中の「ビオトーブを題材」にして、環境問題に踏み込んだ問題に見られるように、身近に、ビオトーブを作ったり、年間を通して、池・川の小魚、昆虫の飼育・観察日記を作ったり、あわせて、歳時記と、生物・植物のかかわりを考えたり、知的好奇心を持ち、一つの物事にじっくり取り組む粘り強く、そして能動的に物事に取り組む姿勢で、知識の詰め込みに終わらない一年間をすごしてほしいものです。
小学生理科実験基本マニュアル | 国立天文台 | YAHOO キッズ | ||||
北海道立図書館『自然界』 | 北杜市オオムラサキセンター | 共生の郷メダカ郷和国 | ||||
NHK理科実験集 | 気象庁キッズコーナー | サイエンスナビfor kids | ||||
子供環境省 | 日本科学未来館 | 国立科学博物館 |