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医学部の人材養成目的「人類の健康・福祉に寄与できる専門的な知識、技術を身につけ、「科学者」の視点をもちつつ、感性豊かな教養人としての医師・医学者を養成することを目的とする。」の下で、卒前卒後一貫教育を目指し、以下のカリキュラムを編成する。

1. 科学的根拠に基づいた医学・医療・研究を行うための体系的な知識と確実な技術を身につけるため、1年次に少人数による特定の課題を議論と思考で進めるPBL（Problem based learning）を行い、全学生のモチベーションおよび課題探求力・分析的評価能力の向上を図っている。2年次以降の専門科目においては、生命科学、基礎医学、臨床医学を関連づけ、体系的に学び、医学への探求心を養うため、臓器別・病態別の統合型カリキュラムを採用している。知的好奇心や知的な感動を与える授業を重視しており、学生による授業評価により教員の教育力向上を図っている.
2. 3年次には、科学的思考能力を高め、生涯にわたってアクティブに自学自習する態度・習慣を涵養する小グループ制の基礎ゼミナールを設定している。この課程で、将来研究者を目指す者は、研究医養成コースが設けられている。
3. 常に相手の立場に立って物事を考え、人間として、医療人として他を慮り、慈しむ心、即ち学是「仁」の心を涵養するため、1年生全員を学生寮に1年間入寮させ、集団の中での個の確立と、学是「仁」の涵養を寮生として実践実習する。さらに、入学後の早い時期から病院実習、外来案内実習、看護実習、小児科実習、施設実習、診察技法実習等の体験自習を行っている。医療職の一員として医療に参画することによって、多様な職種の専門家との連携や共同作業を行えるパートナーシップ能力の涵養を目指している。とくに、4年次後半からの本格的な臨床実習では、それぞれ特徴的な機能をもつ医学部附属6病院で、患者を受け持ち、実際に医療サービスに加わることによって、臨床能力を身につけることをもとめている。
4. 国際社会に役立ち、豊かな教養を養うため、教養教育を重視するとともに、TOEFL（IELTS）など実践英語を高学年まで課している。6年次の臨床実習では、海外でも（2～8週間、留学先は自ら選べる）行うことができる。

教育目標に沿って設定された各年次のカリキュラムを履修し、人材養成目的を踏まえた知識・技能が各年次の試験（総合試験等）及び実習等の判定試験と6年次の卒業総合試験により、修得できたかを厳密な判定基準に基づき判断し、合格することを卒業（学士認定）要件としている。

医学部では、以下の到達目標に達した者に学士（医学）を授与する。

1. 科学的根拠に基づいた医学・医療を行うための体系的な知識と確実な技術が身についている。
2. 不断前進する医学・医療を生涯にわたってアクティブに自学自習する態度・習慣を身につけている。
3. 常に相手の立場に立って物事を考え、高い倫理観を持ち、人間として、医師・医学者として他を慮り、慈しむ心（学是「仁」）が涵養されている。
4. チーム医療・研究を円滑に遂行できる能力と習慣が身についている。
5. グローバル化する国際社会における諸問題に多面的な視点から対処し、解決できる能力と未来を切り開く人間性溢れる豊かな教養が身についている。

• 入学願書：これまでの活動や医学部を志望する動機、本学を志望する理由等をコンパクトに記載することを求め、二次面接試験の受験生に願書に書かれた文化的・創作的・独創的あるいはボランティア活動、各種資格、評価、クラブ活動など、これまでの特徴的な活動を行ったことを証明する資料等を持参するように要請します。例えば、小・中・高等学校の通知簿、賞状、表彰状、免許・資格・外部検定試験(英検、TOEIC、TOEFL、漢検など)・段位証明書、トロフィー、掲載紙（誌）などがあれば、面接時に持参してください。小論文および面接とそれらを含めた感性・教養，医師としての適性等を重視したAO型入試を実施しております。

• 順天堂大学1年生全員を学寮に1年間入寮させます。集団の中での個の確立と、他を思い遣り、慈しむ心、これ即ち「仁」の涵養という学是を寮生として実践実習することになります。

○対象入試　　一般入学試験，センター・独自併用入学試験，センター利用入学試験
○対象者数　　1名

・貸与額　　月額30万円

6年間の総額は2,160万円であり、本学の修学費（2,090万円）＋αに相当します。

　詳しくは、千葉県ホームページの千葉県医師修学資金貸付制度をご覧ください。

この制度は、「将来、医師として東京都の地域医療に貢献したい」という強い意志をもつ学生に対して、東京都が奨学金を貸与する制度です。
　東京都地域枠入学試験に合格し、本学に入学する者には、東京都地域医療医師奨学金（特別貸与奨学金）制度による医師奨学金が貸与されます。

○対象入試　　東京都地域枠入学試験
○対象者数　　10名

・修学費　　本学の入学金、6年間の授業料・施設設備費・教育充実費の全額（2,090万円）
・生活費　　月額 10万円

　詳しくは、東京都地域枠入学試験および東京都地域医療医師奨学金（特別貸与奨学金）の概要、または、東京都福祉保健局ホームページの「東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度について」をご覧ください。

基礎医学研究者養成プラン(仮称)では、基礎医学研究者養成の観点から卒前・卒後（大学院）教育を一貫して見通した特別コースを実施します。
　本学医学部に入学し、4年次以降に基礎医学研究者養成プランを選択した学生には、基礎医学研究者養成奨学金を貸与する制度です。

○対象入試　　一般入学試験，センター・独自併用入学試験，センター利用入学試験

○対象者数　　1名

・貸与額　　月額 10万円（予定）

　奨学金の貸与者は、本学卒業後、貸与期間と同年数以上の年限を本学医学部で基礎医学研究者として従事しなければなりません。